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インディアナポリスで「新たな情熱が生まれたのを実感」とコルツQBウェンツ

2021年07月02日(金) 01:11

インディアナポリス・コルツのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Darron Cummings】

カーソン・ウェンツは2021年にインディアナポリス・コルツで新たなスタートを切ることになった。オフシーズン中のトレードで、彼は騒乱のフィラデルフィアを離脱した。

オフシーズンのワークアウトを終え、28歳のクオーターバック(QB)は躍動を感じている。自身の財団のためにノースダコタ州ファーゴを訪れたウェンツは『Valley News Live(バレー・ニュース・ライブ)』のベス・フールと長時間の議論を交わし、チームを変えたことによって活力を取り戻した感じがすると語った。

「ゲームへの新たな情熱が生まれたのを実感しているんだ」と『Indy Star(インディ・スター)』のジョナサン・X・シモンズが伝えている。「俺は上り詰め、負傷し、ベンチに下げられ、トレードされた。5年間でいろんなものを見てきたよ。だから、ゲームがこれから俺に何をもたらそうと、準備はできている」

2016年の全体2位指名がフィラデルフィア・イーグルスで崩壊するのは早かった。プロボウルに選ばれた2017年シーズンがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂で終わり、2018年は背中のけがが尾を引いて、またもシーズンは早期終了となった。2020年はさらに悪化し、ウェンツはリーグ最多のインターセプト15回を喫してしまい、効率の悪さや判断力の鈍さは目を覆うほどだった。

熱烈なイーグルスサポーターたちに敵意を向けられ、ウェンツは離脱を図った。たどり着いた先はインディアナポリス、元攻撃コーディネーター(OC)フランク・ライクの率いるコルツだった。

「ワクワクしている。ワクワクしているよ」とウェンツは述べた。「組織の一員として施設にいるだけで、ここは特別な場所だって感じるんだ。家族の雰囲気、家族的な要素がここにはある。俺より前に素晴らしい仕事をした人たちがここにはいて、町にはレジェンドたちがいるんだって考えるとエキサイティングだよ」

コルツはウェンツがライクの下で復調すると信じている。それ以外はプレーオフ進出が可能なロースターをそろえた彼らは、ウェンツに昨年のような気まぐれで強引なパスを封印してもらわなければならない。ライクと最後にプレーしていた頃のような彼のダイナミックなQBプレーが戻ってくれば、AFC南地区の覇権争いは間違いなく最後まで加熱することだろう。

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