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チャージャーズCBハリス、Sダーウィン・ジェームズの復帰はライバルたちにとって「脅威」

2021年07月02日(金) 03:20


ロサンゼルス・チャージャーズのダーウィン・ジェームズ【NFL】

2018年。

ダーウィン・ジェームズがNFLに入り、ルーキーとして圧倒し、プロボウルとオールプロの栄誉に輝いたシーズンははるか昔のように感じられる。

彼は自由に動けるチェスの駒のように、フィールド上のどこででも活躍した。バックエンドではタイトエンド(TE)、レシーバーとバックスをカバーし、3つのインターセプトと13回のパスディフェンスを記録した。ボックスに忍び寄ってランを封じ、フォーロス4回を含む105回のタックルを積み上げた。ブリッツでQBに襲いかかり、3.5回のサックと6回のQBヒットをその年に達成している。

しかしそれ以降、ロサンゼルス・チャージャーズのユニコーンからはわずかな輝きしか見えなくなった。2019年はけがのためにわずか5試合のプレーにとどまり、2020年は右膝の半月板損傷で1年の全てを棒に振った。

あまりにも長くジェームズの姿を見かけなかったことから、2021年の彼の復帰もそれほど取り上げられていない。

だが、チャージャーズのチームメイトたちは忘れていない。

ロサンゼルスでの1年目にジェームズとプレーすることができなかったコーナーバック(CB)のクリス・ハリスは、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』で、ダイナミックなセーフティ(S)の横でプレーすることを考えると、舞い上がりそうだと語った。

「ダーウィンが戻ってきたら、大変なことになるだろう。俺と彼はポジション不定の選手だからな。俺たちがどこに入るかは予想もつかないと思うぜ」とハリスは述べた。「俺は彼のポジションに入れる。彼は俺のポジションに入れる。だから俺たちが何をするのか、誰にも分からないだろう」

ハリスは主にスロットコーナーを務め、インサイドワイドアウトのカバーにおいてはNFL屈指の腕前だ。昨シーズンはスロット内で407回のスナップをプレーし、ボックス内では73回プレーしたと『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』は分析している。

新ヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーの下で、ポジションは曖昧になるかもしれないと彼はほのめかし、チャージャーズがジェームズや自分、ラインバッカー(LB)のケネス・マレーをさまざまな形で駆使して、オフェンスの均衡を崩すだろうと考えている。

「去年とは完全に違うスキームなんだ」とハリスは述べた。「(ジェームズは)もっと楽になる。彼らに会うのが楽しみだよ。タフになると思う。俺たちのささやかなパッケージがリーグで一番になるはずだ。俺とダーウィン、K.マレーか(ドルー)トランクウィル――それか(LBの)カイジーア・ホワイトがインサイドにいれば、きっとなれるさ。彼もそこをカバーできるからな。だから、ステイリーコーチが使えるパッケージはたくさんあるんだ。相手チームが俺たちを特定するのは大変だと思うぜ」

ジェームズとハリス――足のけがで昨シーズンは9試合の出場に終わった――が2人ともけがなく続けられれば、チャージャーズのセカンダリーは脅威になるだろう。ステイリーが昨シーズン、ロサンゼルス・ラムズで強さを見せたのは、彼のディフェンスのバックエンドが強固なカバレッジを見せたからだ。ドラフト2巡目指名のアサンテ・サミュエルJr.も方程式に加えれば、チャージャーズのセカンダリーは相当な能力を見せるはずだ。

とにかく彼らに必要なのはジェームズの健康だ。

【M】