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2021年のジャガーズは「大勢の人を驚かす」とWRチャーク

2021年07月05日(月) 10:57


ジャクソンビル・ジャガーズのD.J.チャーク【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

ジャクソンビル・ジャガーズにとって2021年は、刷新されたチームから再起するだけでなく、それ以上の年になるだろう。

昨シーズンを1勝15敗で終えたジャガーズはフランチャイズ史上最悪の年を経て、新しいヘッドコーチ(HC)、フランチャイズクオーターバック(QB)、そして将来の展望とともに次のシーズンに臨む。

現地2日(金)の『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』に出演した4年目のワイドレシーバー(WR)D.J.チャークは、アーバン・マイヤーHCの下で新しい時代を迎えるチームへの期待を語った。

チャークは「とにかく、フィールドに出て全力で戦う。去年よりも良くなること」と『NFL Network(NFLネットワーク)』のオマール・ルイズに話している。「1勝15敗のシーズンには二度と戻りたくない。このチームにいる全員がそれを分かっている。新しく加入したメンバーはたくさん勝利経験のあるチームから来ているから、彼らの持っている勝つカルチャーを活かしながら、仲間意識を育てようとしているところだ。うまくいくと思っているよ。俺らは大勢の人を驚かすことができると思う。俺は記録の目標を立てたり、何勝何敗と言ったりするようなことは得意じゃいないけど、エキサイティングなフットボールチームになることだけは間違いない」

NFLでのコーチ経験はないにもかかわらず、マイヤーHCはこれまでに数々の成功を収めており、チームにとって新たな戦力と言える。ジャガーズが軌道に乗るためには、マイヤーHCと1位指名のQBトレバー・ローレンス、主力選手のチャーク、ベテランWRのマービン・ジョーンズ、2020年2巡目指名のラビスカ・シュナルトJr.らが心を一つにしなければならない。

より良い毎日が待っているという期待もさることながら、メイヤーHCとローレンスの加入と同じくらいチームに大きな影響を与えるのは、チャークの復活と言えるだろう。チャークは2019年のプロボウラーでありながら、2020年はチームが苦戦する中でケガにより思うような結果が残せていない。

経験豊富なジョーンズが加わったとしても、チャークがナンバーワンWRとして活躍することは、オフェンスとローレンスの成長に欠かせない。

「パスゲームに関して俺たちは大きな責任を負っている」とチャークは語った。「ダイナミックなプレーヤーであるマービンが加わった。ラビスカはまだ若いけど同じくダイナミックなプレーを見せる。そして俺は新たな高みを目指す。俺たちはこれからたくさんのことを証明しなければならないけど、すごくスムーズにまとまると思っている。なんと言ってもトレバーの存在が大きい。あんなに若くて才能があるなんてクレイジーだよ。つまり、今の俺たちに限界はないってことだ。どれだけすごくなれるかは分からないけど、すごいチームになれることだけは確かだ」

このオフシーズンにWRキーラン・コールとWRデデ・ウェストブルックがチームを去ったことで、まだ24歳のチャークがレシーバー陣の中で最も長く在籍している選手となる。過去2シーズンでチームのレシーブヤードをリードしてきた彼は、この秋にその宣言を実現するため、大きな役割を果たすチャンスがあるだろう。

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