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49ersが2018年ドラフト全体10位のQBローゼンをウェイバーに

2021年08月18日(水) 09:04


サンフランシスコ・49ersのジョシュ・ローゼン【AP Photo/Jennifer Stewart】

サンフランシスコ・49ersのファンが正面入り口前で一人の1巡目指名クオーターバック(QB)――トレイ・ランス――の登場を心待ちにしている一方、もう一人の1巡目QBが裏口から静かに去っていった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによれば、49ersがQBジョシュ・ローゼンをウェイバーにかけたとのことだ。チームはこの動きを認めると同時に、ボルティモア・レイブンズがウェイバーにかけたディフェンシブバック(DB)ダボンテ・ハリスをクレームによって加えたことも明らかにしている。

解雇されたQBが置かれる状況はどこかで負傷があった瞬間に変化する可能性があるとはいえ、わずか3年前にアリゾナ・カーディナルスから全体10位で指名を受けたローゼンのキャリアはここで終わってしまうかもしれない。

最も大きなチャンスがあったのはルーキー時代だが、たった1シーズンで解雇されることになるコーチングスタッフの元で先発した13試合ではかなりの苦戦を強いられた。自身がドラフトされてから1年後、新ヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーが2019年全体1位指名権でカイラー・マレーを選択したことで、ローゼンのチーム離脱の未来は見えていた。

カーディナルスは2巡目および5巡目指名権と引き換えにマイアミ・ドルフィンズへローゼンをトレードに出したが、そこでも状況は好転しなかった。ローゼンはドルフィンズで3試合に先発し、そのすべてで敗北。タッチダウンパスは1回に対し、5回のインターセプトを喫し、ドルフィンズは翌春に全体5位でトゥア・タゴヴァイロアを指名することになる。タンパベイ・バッカニアーズの練習生になった後、ローゼンは昨年12月に49ersと契約を交わした。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校時代に活躍していたローゼンは2018年ドラフトにおける有望選手であり、この年の1巡目で指名された5人のQBのうちの1人だった。他にはベイカー・メイフィールド、サム・ダーノルド、ジョシュ・アレン、ラマー・ジャクソンがいる。

そのグループの中で明らかに落伍者となってしまったローゼンだが、QBとは常に不足しがちなポジションでもある。これから再浮上するチャンスはあるだろう。

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