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カウボーイズGマーティンがCOVID-19検査で陽性、バッカニアーズとの開幕戦欠場へ

2021年09月06日(月) 11:10


ダラス・カウボーイズのザック・マーティン【AP Photo/Ron Jenkins】

2021年の開幕戦を目前に、ダラス・カウボーイズが主力選手を欠いて初戦に臨むことを発表した。

現地5日(日)にヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーは、オールプロ選手にも選ばれているガード(G)のザック・マーティンが新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性反応を示したため、9日(木)の夜に開催されるスーパーボウルチャンピオンのタンパベイ・バッカニアーズとの開幕戦を欠場すると記者たちに話した。チームは検査結果を受けてすぐにマーティンをリザーブ/COVID-19リストに登録している。

昨シーズンに脳しんとうとふくらはぎの負傷で欠場したマーティンの代役を務めた3年目のGコナー・マクガバンが、複数回プロボウラーとして活躍してきたマーティンの代わりに先発する予定となっている。

マーティンとワイドレシーバー(WR)のノア・ブラウンに加えて、バックアップのGブランドン・ナイトも濃厚接触者と判断されてリザーブ/COVID-19リストに置かれた。これに伴い、カウボーイズはパンター(P)のブライアン・アンガーをアクティブロースターに登録している。

2020年シーズンがそうだったように、リザーブ/COVID-19リストに置かれることで選手が急に戦線離脱した場合に備えて、チームは常に準備を整えておく必要がある。マッカーシーHC率いるカウボーイズは今回の件でその可能性をはっきりと思い出したに違いない。

バッカニアーズのディフェンスラインを封じ込めるというただでさえ大変な作業の難易度が、チーム最高のブロッカーを失ったことで一気に上がった。ここ数シーズンで苦しい戦いを強いられてきたカウボーイズのオフェンスラインにとって、今回の挫折は、たとえ短期間であったとしても、最悪のタイミングで訪れたと言えるだろう。

足首の大ケガから復帰したクオーターバック(QB)ダック・プレスコットや、復活を目指すランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットなど、ユニット全体の健康状態がこれまで以上に重要になるのは言うまでもない。

マーティンが欠場することによって、昨シーズンのすべてを首の負傷で欠場し、最近は首の痛みで練習に支障をきたしているオフェンシブタックル(OT)ラエル・コリンズと、ベテランのOTタイロン・スミスが安定感をもたらすために大きな荷を背負うことになる。スミスも昨年はわずか2試合に出場した後に首の手術を受けてシーズン終了となった。

少しは明るいニュースとして、マッカーシーHCによれば、カウボーイズはコリンズとGコナー・ウィリアムズをリザーブ/COVID-19リストから外し、シーズン第1週に間に合うことを期待して日曜日の練習に合流したとのことだ。

【R】