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ドルフィンズ、LTジャクソンとTEシャヒーンをリザーブ/COVID-19リストに登録

2021年09月07日(火) 11:00

マイアミ・ドルフィンズのオースティン・ジャクソン【Scott Boehm via AP】

マイアミ・ドルフィンズはニューイングランド・ペイトリオッツとのレギュラーシーズン初戦を前に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の問題に対応しているところだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが現地6日(月)に伝えたところによると、ドルフィンズは先発レフトタックル(LT)のオースティン・ジャクソンとタイトエンド(TE)のアダム・シャヒーンをリザーブ/COVID-19リストに入れたとのこと。

その後、チームはこのニュースを認め、コーナーバック(CB)のジャマル・ペリーを代替として昇格させた。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスは報道陣に対し、次のように語っている。

「“次の選手が代わりを果たす”という考え方だと思う。今朝もそのように受け止めた。もちろん、あの2人は私たちが好んでいる選手で、チームに貢献してくれる選手だと強く感じている。それでも、私たちは彼らがいないことを想定して前進しなければならない。すでに再評価を済ませており、“おい、これとこれをするぞ”と言って、次の選手がプレーで貢献できるように準備している」

『NFLネットワーク』のトム・ペリセロによると、シャヒーンはワクチンを接種しておらず、陽性反応を示した結果としてリスト入りしたという。26歳のシャヒーンに大きな症状は出ていないものの、ワクチンを接種していないために隔離が必要となり、公式に第1週から除外されたとペリセロはつけ加えている。

ジャクソンが陽性反応を示したのか、あるいは濃厚接触者とみなされているのかは、現時点でははっきりとしていない。シャヒーンがCOVID-19リストに置かれるのはわずか1カ月余りで2度目のことだ。

シャヒーンはCOVID-19のワクチン接種を受けることに断固反対している。ジャクソンの接種状況は知られていない。

チームはシャヒーンをはじめとする選手たちをワクチンに対する姿勢とは関係なしにサポートしていくとするフローレスHCは、このように語った。

「アダムのチームへのコミットメントを疑うことはない。皆、決断しなければならない。彼らはそれをする。私たちはそれを応援して前に進んでいく」

ワクチンを接種した選手が陽性反応を示した場合、復帰するには無症状で、少なくとも24時間の間隔をおいて2回の陰性反応を示さなければならない。ワクチンを接種していない選手が陽性となった場合は、症状の有無にかかわらず、少なくとも10日間の隔離が求められる。

ワクチン未接種の選手が濃厚接触者とみなされた場合、5日間隔離し、継続して陰性が確認されてからチーム施設に戻らなければならない。ワクチン接種が完了していれば、濃厚接触したことによる隔離の必要はなくなる。

ジャクソンがフォックスボローでの初戦に出場できなければ、特に、プレシーズンの間で刷新されたペイトリオッツのディフェンスに新加入しているアウトラインバッカー(OLB)マット・ジュードンと対峙するとき、ドルフィンズにとって大打撃になるだろう。昨季12試合に先発した2020年ドラフトの1巡目指名選手であるジャクソンが日曜日に出場できない場合、グレッグ・リトルが代わりに先発することになりそうだ。

【RA】