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レイブンズ相手に「実力を証明する」と意気込むブロンコスLBミラー

2021年10月01日(金) 13:02

デンバー・ブロンコスのボン・ミラー【NFL】

デンバー・ブロンコスは大一番となるような試合を久しく戦っていない。第50回スーパーボウル以来ではないかと言う人もいるだろう。あるいは、もう少し冷静に考えてみれば、そこから数ヶ月先の試合以来と言ってもいい。ブロンコスは2016年シーズン、勢いを失う前は4勝0敗で好調なスタートを切り、一流チームにふさわしい試合をいくつも見せていた。

いずれにしても、当時のチームのトップ選手にとってその意味は変わらない。今年もカムバックを果たしたラインバッカー(LB)のボン・ミラーは、2勝1敗のボルティモア・レイブンズと対戦する日曜日の試合が、ニューヨーク・ジャイアンツ、ジャクソンビル・ジャガーズ、ニューヨーク・ジェッツとの最初の3試合よりも重要であることを知っている。

ミラーは現地28日(火)に「シーズン中のプレーオフゲームみたいなもんだ」と記者たちに話した。「このチームの選手の多くはプレーオフゲームすら経験したことがない。だから、俺はそれを意識するように言っている」

ブロンコスは最近、取り上げられることが多くなった。3試合を終えてまだ負けていない5チームのうちの一つだからだ。さらに、リーグで相手に許した得点が最も少なく(26点)、得点差の合計(50点)では同率トップに立つ。だが、重要な補足事項として、対戦相手の戦績が合わせて0勝9敗だということは留意しておきたい。

9月のブロンコスほど圧倒的なチームはいない。ピッツバーグ・スティーラーズやラスベガス・レイダース、クリーブランド・ブラウンズ、ワシントン・フットボール・チームとの試合が組まれている10月が終わるころには、ブロンコスの本当の実力が分かることだろう。日曜日のデンバーでは、トップランクのディフェンスが、NFL内でも突出したオフェンスに挑むという試練がさっそく待っている。

ミラーは「強豪を相手に自分たちの実力を証明するときが来た」と話す。「彼らは独特なチームだ。プレースタイルが独特だが、かなり効果がある。なんと言ってもラマー・ジャクソンが率いるチームだ」

シーズン第4週では、ボルティモアの元MVPとブロンコスの元スーパーボウルMVPの初対決が見られる。両者にとっては慣れ親しんだ戦いと言えるだろう。ミラーのチームメイトがこの慣れない舞台をどう乗り切るか次第で、今後このような戦いにどれだけ挑めるかが決まるかもしれない。

【R】