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シーホークスQBウィルソンは指のMRI検査へ、骨折は確認されずもまだ手術の可能性はあり

2021年10月09日(土) 02:43


シアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソンシアトル・シーホークスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Elaine Thompson】

X線検査で確認できた限りでは、ラッセル・ウィルソンは指の骨折を免れたようだ。

戻ってきたX線検査の写真でそうした兆候は確認されなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』イアン・ラポポートが報告している。ウィルソンは現地8日(金)にMRI検査を受け、その後ロサンゼルスのカーラン・ジョーブ整形外科クリニックに勤務する手の専門医、スティーブン・シン医師の診察を受けるという。最初の段階では、ウィルソンのケガは突き指の一種であるマレットフィンガーではないかと考えられていた。

ラポポートによると診断プロセスの一環として手術を受ける可能性は残されているといい、さらなる詳細が金曜日にも明らかになるだろうとのことだ。

シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)ウィルソンはサーズデーナイトでパスを投げた際にロサンゼルス・ラムズのディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドと手をぶつけてケガをした。試合はシーホークスがラムズに敗れている。ウィルソンはケガの後も1ポゼッションの間戻っていたが、フットボールをしっかりとつかむことができず、正確なスローができなかったため、ベテランQBのジーノ・スミスと交代した。

スミスは最初のポゼッションで多様なパスキャッチャーに次々とパスを通しながら、10プレー、98ヤードのタッチダウンドライブを見せて視聴者を驚かせた。最終的に17回中10回のパスを成功させて131ヤードを獲得、タッチダウン1回とインターセプト1回で試合を終えている。

シーホークスの可能性におけるウィルソンの重要性を説明するのに専門家は必要ない。試合の中で見られた優れた選手の1人として、ウィルソンはシアトルの攻撃、そして組織的展望の要となっている。彼がサイドラインで長時間を過ごすことになれば、極めて競争的なNFC東地区の中で生き残るためにシーホークスはスミスの奮起に頼るしかなくなってしまう。

今のところ、シーホークスは指をクロスして待つしかない。ウィルソンの指が早く動かせるようになることを祈りながら。

【M】