パッカーズへの勝利で「チームの存在をアピール」できるとベンガルズTEウゾマー
2021年10月09日(土) 03:04AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区をリードするシンシナティ・ベンガルズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区をリードするグリーンベイ・パッカーズを本拠地に迎え、今季3勝1敗同士の対戦として現地10日(日)に開催される。
今季、ベンガルズがこれまでに撃破した3チームの戦績を合算すると2勝10敗(ミネソタ・バイキングス1勝3敗、ピッツバーグ・スティーラーズ1勝3敗、ジャクソンビル・ジャガーズ0勝4敗)だ。次に対戦するクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースを擁するパッカーズ(3勝1敗)を打ち破ることはベンガルズにとって大きな意味を持つ。
8日に『NFL Network(NFLネットワーク)』の『Good Morning Football (グッドモーニング・フットボール)』に登場したベンガルズのタイトエンド(TE)C.J.ウゾマーは次の勝ち星がどのようなメッセージになり得るのかを尋ねられ、次のように答えた。
「俺たちがここにいるというメッセージになる。これは俺たちが新たに得た大きなチャンスだ。個人的にはアーロン・ロジャース本人や彼がリーグとチームのためにしてきたことを尊敬している。彼はすごい対戦相手だし、すごいクオーターバックだ。間違いない。でも彼らはジャングルに来るんだ。俺たちのホームに来るんだから、大勢の観客が俺たちと同じくらい彼に揺さぶりをかけて、彼が少しでも動揺するのを期待している。本拠地でのプレーはすべてが俺たちに有利に働くからな」
「これに勝てれば、リーグにチームの存在をアピールできる。俺たちは偶然3勝1敗になったわけじゃない。現時点では、連勝中で勢いに乗っているだけじゃなく、1番ホットなクオーターバックのいるパッカーズに勝って4勝1敗にすること、それが俺たちの目標で、メンタリティでもある」
ベンガルズが勝つためには、ロジャース率いるパッカーズ攻撃陣に対応しなければならない。
ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂が原因でルーキーシーズンを途中離脱したものの、復帰を果たしたクオーターバックのジョー・バロウは好パフォーマンスを見せている。スーパーボウル時代において、バロウはシーズン序盤4戦で1試合2回以上のタッチダウンパスを通した4人目の2年目QBとなった――5試合目でも2回以上のタッチダウンパスを記録したのはダン・マリーノしかいない。
ウゾマーはバロウについて「あいつはアニマルだ。絶対的な野獣だな」と話し、こう続けている。「冷酷な殺人者みたいな感じさ。ヤツの表情は試合中もずっと変わらない。それは自分が求めていることでもある。あいつが感情をあらわにすると、こっちも一緒にやらなきゃいけなくなるからな。でも、あいつはすげぇよ。一緒にリハビリできたのは、すごくよかった。復帰が難しいケガの浮き沈みを経験する姿を見ることができた。あいつは自分がドラフト1位で指名された理由を自ら証明している。ロッカールームでの存在感がまさにそう・・・少年だな。ジョーがフランチャイズなのには理由がある。あいつをフランチャイズと呼ぶのは、あいつがフランチャイズそのもので、フランチャイズの顔であり、これからもずっとそうであり続けるからだ」
ベンガルズが3勝1敗でスタートを切ったのは2018年シーズン以来のことだ。当時、(本拠地で開催されたマイアミ・ドルフィンズ戦で)4勝目をあげて4勝1敗となった後、ベンガルズの元ヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスがシンシナティで過ごした最終シーズンは最終的に6勝10敗で終わっている。
【RA】