NFLPAはデュモーリス・スミスのエグゼクティブディレクター続投を決議
2021年10月10日(日) 00:27NFL選手会(NFLPA)の代表者委員会はエグゼクティブディレクターのデュモーリス・スミスによる5期目の続投を決議したと、現地8日(金)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。
NFLPA会長を務めるクリーブランド・ブラウンズのセンター(C)JC・トレッターは声明で次のように発表した。
「NFLPA選手代表者委員会はデュモーリス・スミスのエグゼクティブディレクターとしての任期を1期延長すると決定した。彼は率直に来期の続投に興味を示し、選手会の安定性と安全性のために選手代表者と協力して次の代表者を取り決める後継者計画を確実に実行すると話してくれた。彼は委員会と選手たちのことを深く考えており、NFLPAの確固とした未来を保証するために残ってくれたことに感謝している」
ペリセロによれば、両者は契約交渉を進める見込みで、この契約は任期が2023年までだと予想されているという。2017年から始まった現在の任期は来年3月に満了する予定だった。
スミスは選手会にいる32名の選手代表者のうち22名から賛成票を得たが、これはスミスが地位を維持するために必要な最低ラインだ。ペリセロによると、8名の代表者が反対票を投じ、残りの2名は棄権したとのこと。
トレッターが明らかにしたように、これはスミスにとって最後の任期となるが、ペリセロはスミスが直近の報告でオープンに明かしていたと指摘している。
スミスは声明の中で「選手たちに対し、エグゼクティブディレクターとして最後の任期で成し遂げたいことや、私が退任した後にNFLPAが可能な限り強力な立場になるような後継者育成計画を立てるために残りたいという旨を伝えた。就任当初から私の使命は同じであり、選手たちの意向に沿って役目を果たしてきた。選手会に感謝するとともに、これからも選手たちのために戦っていきたいと思う」と述べていた。
NFLPAは以前、規約を改正してエグゼクティブディレクターの任期を1年から5年にすると決議した。今回の決定により、スミスには後継者育成のための時間が与えられ、NFLPAには変化し続けるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)プトロコルの下で今季以降のシーズンも乗り切るための安定性がもたらされた。
2009年3月に満場一致で選出されて以来、スミスはその指揮を執り続けている。
【RA】