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移籍決断の理由は「カネ」とCBマックスウェル

2016年09月08日(木) 07:43


ドルフィンズのCBバイロン・マックスウェル【Paul Jasienski via AP】

マイアミ・ドルフィンズのバイロン・マックスウェルは真実を隠そうとしない。コーナーバック(CB)を務めるマックスウェルに、昨年3月、なぜシアトル・シーホークスを去ってフィラデルフィア・イーグルスと契約を結んだのかと尋ねれば、正直に答えるだろう。

『ESPN.com.』によると、マックスウェルは「金の話さ。いつだってそう。どちらもほぼ同程度だったけど、人生は後戻りできない。出ていくしかなかった」と語ったという。

CBマックスウェルのようなスター選手に対し、フィラデルフィア・イーグルスが2,500万(約25億3,700万円)の保証付きで6年6,300万ドル(約63億9200万円)を提示したとして、マックスウェルが恵まれすぎていると否定する者などいるだろうか。マックスウェルはそのオファーを受諾したものの、昨シーズンは目立った活躍ができなかったことがドルフィンズ移籍への布石となった。

マックスウェルは今、開幕戦でぶつかる古巣との対決に向けて準備を進めている。これほどに興味深いことがあるだろうか。

マックスウェルは「準備はできている。もちろん、自分にとってこの初戦が持つ意味は大きい。フィールドの反対側にいるのは知っているやつらばかりだからね。どの試合よりもこの試合には勝ちたい。絶対面白いはずだ」と語った。

マックスウェルが謝る必要などなく、彼が自分自身に忠実であることを称えよう。マックスウェルは全盛期を“リージョン・オブ・ブーム”の一員として大いに楽しんだはずだ。だがそれには、2,500万ドル分の価値がなかったというだけの話だ。