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「シャーマン、LOBに立ち向かう」とWRランドリー

2016年09月08日(木) 07:42


開幕戦を心待ちにするWRジャービス・ランドリー【Al Messerschmidt via AP】

新しくヘッドコーチ(HC)を務めるアダム・ゲイズの指揮の下、開幕戦でシアトル・シーホークスと対戦するマイアミ・ドルフィンズは攻撃陣に数々の課題を抱えている。

しかし、それは恐怖の“リージョン・オブ・ブーム(LOB)”が問題なのではない。

プロボウルにも選出されたワイドレシーバー(WR)のジャービス・ランドリーは、世界ナンバー1のコーナーバック(CB)であるシーホークスのリチャード・シャーマンに対してもドルフィンズはスローをためらわないだろうと語った。

『ESPN.com』に対し、ランドリーは「シャーマンは誰もが認める最高のコーナーバックだ。彼はもちろん尊敬すべきプレーヤーだけど、俺たちはシャーマンから逃げない。ドルフィンズのオフェンス陣やレシーバーたちは彼のようなプレーヤーと対戦できる機会をずっと楽しみにしてきた」とコメントしている。

アダム・ゲイズが指揮したオフェンスのここ3年間の成績をまとめると、第48回スーパーボウルも含め、シーホークスには未勝利で3敗、1試合平均は261.33ヤード。これには昨シーズンのジミー・クラウセンによる多数のパントも含まれている。

シーホークスは国民の喝采を浴びた初代LOB以来とも称される優秀なセカンダリーを揃える。ヘッドコーチ(HC)を務めるピート・キャロルはこのオフシーズン、他からの評価は高くないCBジェレミー・レーンとCBデジョーン・シードの復帰がLOBにこれまでで“最高の柔軟性”をもたらすと発言。シャーマンは2015年は納得のいかないシーズンだったと語ったものの、シアトルのセカンダリーはいよいよ最高の状態に到達する。

ランドリーが開幕戦で打ち負かしたいタイプのディフェンスとはまさに彼らのことだ。

シャーマンとLOBを前に、ランドリーは「自分的には勝ちたい。張り合うのは好きだ。たとえ相手が誰であろうとフィールドに出て勝ちに行く。それだけだ」と語った。

ドルフィンズのクオーターバック(QB)であるライアン・タネヒルがゲイズのシステムにより順応するとともに、ドルフィンズのオフェンス陣はプレシーズン中、週を重ねるごとに改善していった。しかしながら、ゲイズ指揮の下、新時代を迎えようとするドルフィンズの前に、最初に立ちはだかるシアトルの壁は簡単には崩せないだろう。