次の雇用サイクルでルーニー・ルールの強化へ
2021年10月27日(水) 12:07NFLは各チームに対し、来る雇用サイクルでルーニー・ルールを新たに強化することを秋季ミーティングで通知する計画だ。その中には少なくとも1件の直接対面による、外部のマイノリティのヘッドコーチ(HC)およびジェネラルマネジャー(GM)候補との面談が含まれる。
リーグは近年、最上部のポストについて組織外部のマイノリティの候補者と複数の面談を行うことを各チームに義務づけてきた。しかし、チームらが最初の面談をバーチャルで行う方向にシフトしている中、NFLは各チームが直接対面での面談実施を含め、より多くの時間をさまざまな人々に費やすことを望んでいる。
5月、オーナーらはヘッドコーチの雇用サイクルを遅らせ、面談はチャンピオンシップゲームの終了後、雇用は2月のスーパーボウル終了後とするバッファロー・ビルズによる提案を協議にかけた。情報筋の話によれば、この提案はオーナーらの間で大きな支持を得られず、ミーティングで投票にかけられることもないようだ。しかし、他の変化については希望が持たれている。その一つが1人の外部からのマイノリティ候補者との直接対面であり、雇用プロセスをスローダウンさせ、多様性を高める上では同じ効果を持つだろう。
前回の雇用サイクルでは2人のマイノリティのヘッドコーチが雇用されている。レバノン出身であるニューヨーク・ジェッツのロバート・サラーHCと、黒人であるヒューストン・テキサンズのデビッド・カリーHCだ。また、ジェネラルマネジャーとしては黒人であるワシントン・フットボール・チームのマーティン・メイヒュー、デトロイト・ライオンズのブラッド・ホームズ、アトランタ・ファルコンズのテリー・フォンテノーの3人がいる。
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