WRアダムス不在の可能性を楽観しないパッカーズQBロジャース、WRラザードは欠場へ
2021年10月27日(水) 14:03アリゾナ・カーディナルスと戦うサーズデーナイトフットボールを前に、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスが失われる可能性についてグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースに甘い考えはない。
たとえ、アダムスがいない状態で6勝0敗を記録していたとしてもだ。
アダムスは現地25日(月)にチームのリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストに置かれており、プロトコルに従えばアダムスが7勝0敗のカーディナルスとの試合に出場するには24時間以上の間隔を置いて2回陰性になること、および48時間にわたって無症状であることが必要になる。
木曜日の試合に向けては厳しいスケジュールであり、パッカーズにはスターワイドレシーバーがいない状態で準備を進める以外に選択肢はなさそうだ。ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアー指揮下のパッカーズは、過去2年にアダムスがいなかった試合で6勝0敗をマークしている。とは言え、チームの司令塔にとってはその記録も何の慰めにもなっていない。
ロジャースは火曜日に「分からないな。彼がいない俺たちが、より良いチームじゃないっていうのは確かだ。それぞれの試合を見てみなきゃならないけれど、俺たちは一つの道を見つけた。・・・他のメンバーがステップアップするって道だ」と話した。
6勝1敗のパッカーズは、試合平均32.1ポイントでNFLのランキング4位につけている得点力の高いカーディナルオフェンス陣に食らいついていこうと努力するだろう。パッカーズは同じランキングで16位であり(試合平均24ポイント)、それはアダムスが輝かしいシーズンを満喫する中で残してきた数字だ。
パッカーズのパスゲームにとってさらに悪いニュースとして、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたところによれば、もう1人のワイドレシーバーであるアレン・ラザードも火曜日にCOVID-19リストに置かれたという。ラザードはワクチンを接種しておらず、COVID-19の濃厚接触があったため、木曜日の試合からは除外されるとラポポートは報じている。ラザードはビッグターゲットであり(身長約198cm、体重約102kg)、ワシントン・フットボール・チームと対峙した去る日曜日にシーズンベストゲームを戦ったばかりだ(キャッチ5回、60ヤード、タッチダウン1回)。
しかしながら、パッカーズにとってその不在がより懸念されるのはアダムスだ。
ロジャースはアダムスがCOVID-19リスト入りしたことについて、「それがデイバントだったのは確かにちょっとしたショックだったが、俺たちは去年もそれに対処していた」と話し、次のように続けている。
「これまでのところ、それほど多いケースがあったわけではないという意味で、俺たちは他のチームよりも健康状態が少し良かったかもしれない。けれど、ここで実際に起こっているし、それに対処しなきゃならない。それでも、(アダムスのナンバーである)17と聞いたときには、偽陽性であることを確かに願っていた」
アダムスやラザードがいない状態で、パッカーズはこれまで以上にWRランドール・コブやエクアニメウス・セント・ブラウン、そして、タイトエンド(TE)ロバート・トニアンに頼らざるを得ないだろう。
また、パッカーズはワイドアウトのマルケス・バルデス・スカントリングが木曜日にハムストリングの負傷から復帰することに期待をかけている。
パッカーズでは守備コーディネーター(DC)ジョー・バリーが新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となっている。ラフルアーHCは火曜日に、ディフェンシブバック(DE)コーチのジェリー・グレイが守備のコールを行うと明かし、コーチングスタッフには他の新型コロナ関連の問題はないとしつつも、選手の問題については水曜日になってから状況を見定めるとしている。
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