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サンデーナイト出場を願うカウボーイズQBプレスコットは通常のウオームアップ参加へ

2021年10月31日(日) 23:03


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Stew Milne】

ダック・プレスコットはサンデーナイトへの出場を強く希望しており、ダラス・カウボーイズは彼らのスタークオーターバック(QB)に試合前の通常のウオームアップルーティンをさせてみて、痛めたふくらはぎの状態を確かめ、それからミネソタ・バイキングス戦で先発させるかどうかの最終決定をするという。

今週のチームのレップスは全てバックアップQBのクーパー・ラッシュが担当しており、もしプレスコットが出られなかった場合には彼がNFL初の先発を務めることになる。

土曜日の夜の段階でも、カウボーイズはプレスコットを除外しようとはしなかった。彼は週の間にウオークスルーのレップスに参加し、7対7のワークにも何度か取り組んだ。日曜日のプライムタイムに行われる試合の前に、レシーバーを相手にした投球セッションでフルスピードを試し、ゴーサインが出るのを待つことになる。

プレスコットがシーズン第6週にニューイングランド・ペイトリオッツを相手にオーバータイムで勝利のタッチダウンを決めた際にふくらはぎを痛めてから日曜日で2週間となる。翌日にMRI検査を受けたところ、結果は良好だったようで、ケガの程度は小さいとチームは考えている。ところが、木曜日に練習の強度を上げたところ、プレスコットが痛みを訴えたため、ミネソタへのフライト前に行われた土曜日の練習ではサイドでの投球となっていた。カウボーイズとしては、マイナーなケガを長引くものに変えるような後退だけは避けたいところだ。

ある情報筋によれば、少しでも疑いがあるようならプレスコットはプレーしないという。肩を痛めた彼にトレーニングキャンプの大半を休ませたのと同様に、カウボーイズは5勝1敗のスタートを切ったチームでMVP候補に挙がりそうなパフォーマンスを見せた選手に長期的な視野でのアプローチを取っている。

昨年、足首に大けがをしたプレスコットの回復を助けたカウボーイズのアソシエートアスレチックトレーナーでリハビリテーションディレクターのブリット・ブラウンと、QBコーチのダグ・ナスマイアーがいつも通り、試合前のワークアウトでプレスコットをサポートすることになる。組織にとってプレスコットが持つ重要性を考えれば、彼が日曜日にプレーするかどうかの議論は、オーナー兼社長兼ジェネラルマネジャー(GM)のジェリー・ジョーンズを含むトップまで関わってくる問題だ。

27歳のラッシュは過去5年間でレギュラーシーズンのNFLゲームに6回出場しているが、2017年以来パスを投げていない。カウボーイズは2020年5月にプレスコットのバックアップとしてアンディー・ダルトンと契約し、彼をリリースした。しかし、短期的にニューヨーク・ジャイアンツで過ごした後、10月には練習生として復帰。今年のキャンプでバックアップの仕事を勝ち取り、以前から攻撃コーディネーター(OC)のケレン・ムーアに気に入られている。

プレスコットにとっては多くの苦難があった1週間だった。28日(木)には彼の母方の祖母であるマーガレット・エバーブさんが亡くなり、夜は家族と過ごすために少しチームを離れていた。プレスコットはソーシャルメディアにこう投稿している。「俺たちはあなたがいなければここにいなかった。約束するよ、あなたに誇らしく思ってもらえるように頑張るから!」

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