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チーフスがスティーラーズとのトレードでLBイングラムを獲得

2021年11月03日(水) 03:13


ピッツバーグ・スティーラーズのメルビン・イングラム【AP Photo/Matt Durisko】

目下、4勝4敗の戦績でNFL全体のトータルディフェンスでは不本意な29位に沈むカンザスシティ・チーフスが現地2日(火)アメリカ東部時間16時のトレード期限を前に、改善に向けた動きを見せた。

2022年ドラフト6巡目指名権と引き換えにピッツバーグ・スティーラーズからラインバッカー(LB)メルビン・イングラムを獲得したのだ。

32歳のイングラムはロサンゼルス・チャージャーズで9年を過ごした後、スティーラーズに移って1年目のシーズンを過ごしていた。今季はスティーラーズのディフェンシブスナップのうち62%に参加しているが、先発出場は1試合のみで、タックル9回、サック1回と活躍も限定的だ。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によれば、パスラッシャーとして18回のプレッシャーを記録している。

イングラムは今シーズン、1試合あたり391.5ヤードを許すなど苦戦を強いられているチーフスディフェンスに加わる。けが人が多く、ラインマンのフランク・クラークとクリス・ジョーンズが合わせて5試合を欠場しており、ジョーンズは手首の靭帯を損傷している状態にもかかわらずプレーしている。ディフェンシブバック(DB)シャーバリウス・ウォードは4試合に出場していない。昨季のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王者でありながら、最近は攻撃面でも苦しい状態にあり、1日に行われたニューヨーク・ジャイアンツ戦では僅差の試合でなんとか勝利を手に入れた。

イングラムはグリーンベイ・パッカーズと対戦する7日(日)の試合でチーフスデビューする予定だ。

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