ケガと関連してペイトリオッツの自分への扱いに不満を覚えていたとCBギルモア
2021年11月04日(木) 14:48かつて所属していたチームであるニューイングランド・ペイトリオッツとの対戦まであと数日というところで、カロライナ・パンサーズのコーナーバック(CB)スティーブン・ギルモアがペイトリオッツからフィールド内外で受けた扱いに対する不満を語った。
現地3日(水)に行われた報道陣との電話会見にて、ギルモアは「トレーニングキャンプの最初の時点では準備ができていなかった。俺は完全に正直に話すぜ。ただ一つ、彼らの俺のケガへの対処が気に入らなかった」と話している。
「俺が同意していないことがたくさんあったし、今ここにいて、俺は自分が必要としている場所に戻り、準備を整えるために、自分に必要なことができる」
ギルモアは12月に大腿四頭筋を負傷し、同じ月に手術を受けた。しかし、問題はそれだけにとどまらなかった。ふた夏前に報じられた通り、チームはギルモアの契約最終年にあたる今年のサラリーを2020年分に移していた。それが問題につながることを両サイドが把握しており、ギルモアには今季を750万ドルのサラリーでプレーするつもりはなかった。
「それも理由の一つだけど、他にもたくさんある。一つの特定のことじゃないんだ。結局、これはビジネスだ。(ペイトリオッツは)これにビジネスとして対処して、俺たちはお互いにベストの決断を下した」とギルモアは言う。
しかしながら、その契約がギルモアの離脱を食い止めることはできなかった。
ギルモアはパンサーズの一員としてデビューした日曜日にスナップ17回でプレーし、試合を決定づけるインターセプトを記録した。なぜ、31歳のギルモアはペイトリオッツでは望まなかったのと同様の条件で、今はプレーしようとしているのだろう。ペイトリオッツが現在の契約をギルモアにとって有利なものにしていれば、2023年の6巡目指名権と引き換えにトレードされる代わりに、今もペイトリオッツでプレーしていただろうか。
「分からない」とギルモアは言う。
「それに誠実に答えることはできない。俺はそこにいないからな。もし俺がプレーしていれば同じスケジュールだったのかとか、そういうことは分からない。俺は今ここにいる。プレーしている。感触は前よりいい」
真にギルモアらしいやり方で、ペイトリオッツと築いてきた関係性、特に、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックとの関係について火をつけることを避けたギルモアは、決して大きく声を挙げることはなかった。
「彼は素晴らしいコーチだ。彼はすべてをやっている。チームの勝利を助けるために彼にできるすべてを」と話したギルモアは「彼はフットボールについてたくさんのことを教えてくれたし、どうやったら優れた選手になれるか、どう準備すべきかを教えてくれた。コーチとして、彼はいろいろなやり方で俺を助けてくれた」と続けている。
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