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ブラウンズがGテラーと4年64億円で2025年末までの契約延長に合意

2021年11月10日(水) 10:47

クリーブランド・ブラウンズのワイアット・テラー【Scott Boehm via AP】

クリーブランド・ブラウンズがガード(G)ワイアット・テラーを長きにわたって確保した。

ブラウンズとテラーが4年の契約延長に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地9日(火)に情報筋の話を元に報じている。

今後4年にわたる報酬が5,680万ドル(約64億1,000万円)を数えるテラーの契約では、2,900万ドル(約32億7,000万円)が保証されると『NFLネットワーク』のトム・ペリセロが伝えた。年平均1,420万ドル(約16億円)という金額によって、テラーはワシントン・フットボール・チームのブランドン・シャーフやカンザスシティ・チーフスのジョー・トゥニーに次いで、リーグで3番目に高額が支払われるガードとなる。

2018年ドラフトの5巡目でバッファロー・ビルズから指名を受けたテラーは、2021年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる。ブラウンズはNFLで最も優れたランブロッキングガードの一人であるテラーをオープンマーケットに放出したくなかったようだ。

ルーキー時代にビルズで8試合に出場した後、テラーはドラフト後半の指名権2つと引き換えに2019年8月にブラウンズにトレードされた。先発ライトガード(RG)の役割を勝ち取るまで、半年近くがかかったものの、その後はブラウンズのスキームにおいて確固たる存在になっている。

運動能力の高いテラーは、ブラウンズのランファーストのアプローチに完璧にフィットしている。26歳のテラーはインサイドでギャップをつくり、スペースで相手ディフェンダーを打ち負かすことができる選手だ。テラーはパスプロテクターよりはランブロッカーとしての方が優秀だが、先発の役割を担って以来、ブリッツや1対1での能力も示してきた。

テラーがオープンマーケットに出ていれば、奪い合いになっていただろう。ブラウンズがそれを防いだのは賢明だった。

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