ガロポロを見ると「ロモを思い出す」とカーディナルスHCアリアンズ
2016年09月08日(木) 13:44ニューイングランド・ペイトリオッツでクオーターバック(QB)を務めるジミー・ガロポロは第2のトム・ブレイディではないかも知れないが、開幕戦の対戦相手からするとガロポロはここ10年間で最高クラスとも称される、あのQBに似ていると言う。
現地11日(日)の開幕戦に向けた水曜日の電話インタビューで、アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)を務めるブルース・アリアンズは記者らに対し、ニューイングランド・ペイトリオッツのブレイディの代役QBガロポロを見ていると、ダラス・カウボーイズのスター選手であるQBトニー・ロモがリーグで台頭してきた時のことを思い出すと語った。
アリアンズは「優れた能力を持っている。2人とも体格や、肩の強さ、スローの正確さなどが似ていると思う。ガロポロとロモはどちらもかなり動けるQBだ」と明かした。
また、アリアンズは何度もガロポロの正確性とその身体能力の高さに言及し、「肩の強さだけでなく、彼の足を使った動きにも注意しなくてはならない」とも加えた。
いくつかの理由から間違いなくこれは興味深い対比と言えよう。
ガロポロは2013年の大学4年時、ロモが保持していたイースタンイリノイ大学の通算タッチダウンパス、ヤード数、1シーズンにおけるタッチダウンパス記録を更新した。
最近のロモの動きは以前に比べて慎重さが増したものの、彼のキャリアの大半は相手からのアタックを回避する際にその類まれなる身体能力を生かした誰しもが予想だにしないプレーから生まれたものだ。
テネシー・タイタンズのQBマーカス・マリオタやグリーンベイ・パッカーズでオールプロに選出されたQBアーロン・ロジャースらと並んで、ガロポロとロモのクイックリリースは現在のNFLの中でも最速クラスだ。実際、ロモの光速とも言えるクイックリリースは0.26秒を記録したこともある。これはかつて剛腕で世間に名を馳せたQBダン・マリーノの残した0.30秒の黄金基準を上回っている。
ダラスのロモはQBドリュー・ブレッドソーの代役として出場し、すぐさまその才能を開花させた。ガロポロもHCアリアンズ率いるカーディナルスとの開幕戦でロモのようになれるだろうか。