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イーグルスがTEゴーダートと4年65億円で2025年末までの契約延長に合意

2021年11月20日(土) 10:48

フィラデルフィア・イーグルスのダラス・ゴーダート【NFL】

フィラデルフィア・イーグルスはタイトエンド(TE)のコンビを解消する際、2人のうち若年の選手に自らの価値を証明するチャンスを与えた。彼は今、それを実現している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとイアン・ラポポートによると、イーグルスはTEダラス・ゴーダートと3,500万ドル(約40億円)の保証金を含む4年5,700万ドル(約65億円)の契約延長に合意したという。ゴーダートが30歳になる2025年シーズンまでの契約となる。

今回の契約延長により、ゴーダートは平均年収においてNFLで3番目に高額が支払われるタイトエンドとなった。年額1,425万ドル(約16億2,000万円)を受け取る予定のゴーダートは、タイトエンドの年収ランキングでボルティモア・レイブンズのマーク・アンドリュースとカンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシーの間に位置する。サンフランシスコ・49ersのジョージ・キトルは年額1,500万ドル(約17億1,000万円)を受け取っており、依然として同ポジションの中では最高額のサラリーを誇っている。

ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニはゴーダートの契約延長について「私たちは彼にとても期待している」と述べ、次のように続けた。「彼のことは大いに高く買っている。優秀なフットボール選手で、フィールドの内外を問わず素晴らしい。成功してこのような契約を結び、うちにとどめておきたいタイプの選手だ」

今回の契約延長はゴーダートの将来に対する自信と信念の表れだ。先月、正式に移籍したザック・アーツのような活躍を見せれば、支払う価値は十分にある。

アーツは2021年までの8シーズンをフィラデルフィアで過ごしてきた。今季はイーグルスの一員として6試合に出場した後、31歳になる誕生日まで1カ月を切ったタイミングでアリゾナ・カーディナルスに移籍している。

もちろん、その動きはビジネス上の必要悪だった。イーグルスはアーツがもう若くないと分かっていた上に、彼の契約延長を決める前に、より大きい仕事量を得るに値するアーツによく似た――しかし、より若く、契約年にあたる――選手を擁していたのだ。その後、ゴーダートはターゲット数とレシーブ数、1試合あたりのヤード数がわずかに増加し、アーツの離脱によって空いた役割を自然な形で果たしている。

体格や運動能力が似ているため、フィールドを共有しているときに2人は混同されやすかった。補完的な役割を果たしてきたゴーダートはこれまでに通算51試合に出場(うち34試合で先発)し、レシーブ166回、1,894ヤード、タッチダウン14回を記録している。

2018年ドラフトでイーグルスはアーツの後継者となる、より若い選手を指名した。3年半のシーズンを共に過ごした後、ゴーダートの契約延長により、その長期計画を完成させている。

現在、ゴーダートがやるべきことは自分の役割が増えたことを受け入れ、それを生かすことだ。金銭的な問題が解決し、ゴーダートはイーグルスが信じる最高級のタイトエンドになることに集中できる。

【RA】