テイサム・ヒルの多才さは今後、何シーズンにもわたってニューオーリンズ・セインツで披露されることだろう。

現地22日（月）、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはクオーターバック（QB）ヒルとセインツが4年4,000万ドル（約46億円）の契約延長に合意したと報道。保証額は2,250万ドル（約25億8,400万円）で負傷した場合も2,000万ドル（約23億円）が保証されるという。

ヒルはこの先4年間、各シーズンに1,000万ドル（約11億5,000万円）を受け取り、セインツの先発クオーターバックを務めることがあれば増額とインセンティブもあるとラポポートは付け加えている。

今季はジェーミス・ウィンストンが離脱し、トレバー・シーミアンが先発を務めているため、先発QBを狙うとなればヒルの今後は厳しい戦いになると考えられるが、チームのスイス製アーミーナイフとしてゲームチェンジャーとなり得る能力は、指揮官ショーン・ペイトンのオフェンスにおける万能オプションとしてあり続けるだろう。

プレシーズンのポジション争いではウィンストンに敗れたとはいえ、今季のヒルは20回のランで104ヤード、3タッチダウン、4回のパスキャッチで52ヤードを記録し、パスは8回中7回成功、56ヤードをマークしている。セインツで過ごしてきた4年以上の間に、ヒルは25回のタッチダウンを挙げている。

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