ジャイアンツがOCギャレットを解任
2021年11月24日(水) 06:40ニューヨーク・ジャイアンツが現地23日(火)、1シーズン強にわたってオフェンスをまとめてきた攻撃コーディネーター(OC)ジェイソン・ギャレットと袂を分かつと発表した。
『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』が第一報を伝えた後、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがこのニュースを確認し、さらにチームもギャレットの解雇を公表している。NFLネットワークのキム・ジョーンズによると、クリーブランド・ブラウンズの元ヘッドコーチであり、シニアオフェンシブアシスタントのフレディ・キッチンズがプレーコールを担当するとのこと。
ギャレットはダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)を9年にわたって務めた後、2020年シーズンを前にジャイアンツのジョー・ジャッジHCに起用されてチームの攻撃部門を担当してきた。
起用した当時、ジャッジHCは「選手たちのアグレッシブなプレーを可能とする彼がもたらす最高の教えは素晴らしいシステムになるはずだ」とコメントしていた。
しかし、ギャレットが加わる以前からジャイアンツのオフェンスが抱えていた問題は、2020年、そして今季のシーズン第11週まで継続してしまい、実を結ぶことはなかった。30対10で敗れた22日のタンパベイ・バッカニアーズ戦でも、ジャイアンツ攻撃陣は総獲得ヤードが215、サードダウンのコンバージョン率は9分の1だ。とりわけ、第3ダウン残り2ヤードの場面では、ジャイアンツのレシーバー陣が同じルートをとってしまい、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズがパスを通せず失敗に終わっている。
ジャッジHCは敗戦後、これまでとは大きく異なるトーンで次のように語っていた。
「もっとうまく得点しなければならない。プレーを成立させられるポジションに選手たちを配置できるようにしなければ。いい選手はたくさんいる。それを生かせるように彼らをもっと良いポジションに配置しなければならないのだ。それだけだ」
今季3勝7敗のジャイアンツは1試合あたりの得点が18.9にとどまり、NFLのスコアリングオフェンスで25位となっている。
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