ラムズに負けた試合はプレーが原因でベンチに下げられたと認めるジャガーズRBロビンソン
2021年12月08日(水) 13:05ジャクソンビル・ジャガーズの先発ランニングバック(RB)ジェームズ・ロビンソンのこととなると、チームには分断が生じるようだ。
ジャガーズが37対7でロサンゼルス・ラムズに負けた試合で、ロビンソンはラムズのディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドにボールを奪われ、ファンブルを喫している。しかし、試合後にヘッドコーチ(HC)のアーバン・マイヤーは、ロビンソンをベンチに下げたのはケガを懸念してのことだと説明した。
ロビンソンはファンブルの後にスナップ20回に相当する3回のシリーズをベンチで過ごしている。さらに不可解なのが、ロビンソンが負っているかかとと膝のケガが心配なのであれば、なぜ先発のロビンソンはその後、試合がすでに決している時間帯に復帰して、この日記録した8回のうち3回のキャリーをプレーしたのだろうか?
現地6日(月)にマイヤーHCは前回の発言をわずかに訂正し、ランニングバックコーチのバーニー・パルマリーがRBのローテンションを担当していると述べ、今後はその決定にもっと関与していくつもりだとつけ加えた。
マイヤーHCは「認識している。私が担当しているわけではないが、何が起きているかは分かっているし、“ここではどう考え、あそこでは何を考えていたんだ?”と口出しするつもりだ。もちろん、ジェームスの時はそうしていない」と『Big Cat Country(ビッグ・キャット・カントリー)』に述べている。
「私の思っている通りにやってもらいたいから、もっと関わっていくつもりだ」
プレータイムの中断はロビンソンンの認識としては当然、プレーが原因でベンチに下げられたということだ。
月曜日の夜に『Action Sports Jacksonville’s Jags Report Live(アクション・スポーツ・ジャクソンビルズ・ジャグズ・レポート・ライブ)』に出演したロビンソンは、プレーによってベンチに下げられたと思っているかと単刀直入に聞かれてこう答えている。
「たぶんそうだろうね。先週も言ったように、当然あのファンブルはあってはならない。それが起きて、あれだけ長く外されたらそう思わずにはいられないさ。結局第3クオーターになるまで復帰できなかったけど、試合に戻るチャンスをずっと待っていた」
ロビンソンは2週続けてファンブルを喫している。最優秀守備選手賞を3回受賞しているアーロン・ドナルドにボールを奪われても、この地球上のほとんどの人がボールをキープできなかったことを考えると、日曜日のミスは許されるかもしれない。
試合に影響のない時間帯で復帰させた際に、コーチ陣の意思疎通が欠けていたことついて聞かれたロビンソンは、残り時間に気づいていなかったと答えた。「試合終盤のあの時点で俺は時計すら見ていなかったよ。たぶん俺はそのままベンチにいるべきだったんだ。試合に戻された意図が分からない」
ジャガーズオフェンスにとって最高の武器であるロビンソンをどう活用するかをめぐって、これだけの認識の相違があるのは驚くべきことと言える。マイヤーHCがこのその場で状況を認識していなかったのはさらに問題だ。この一件はジャガーズとの一年目でマイヤーHCが抱える問題を強調する形となった。
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