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大きなミスから5日でWRスティルスをウェイバーにかけたセインツ

2021年12月08日(水) 15:06

ケニー・スティルス【AP Photo/Derick Hingle】

インターセプトにつながったパスドロップから1週間足らず、ワイドレシーバー(WR)ケニー・スティルスがニューオーリンズ・セインツでそれを贖う(あがなう)機会は失われた。

セインツが現地7日(火)にスティルスをウェイバーにかけ、チームでの2度目のスティルスの在籍期間に終止符を打ったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロがトランザクションワイヤを元に報じている。

スティルスは木曜日に27対17でダラス・カウボーイズに敗れた試合で5回ターゲットになったものの、一度もキャッチを決めていない。その上、キャッチ可能なボールを落として、この日にセインツのクオーターバック(QB)テイサム・ヒルが喫した4回のインターセプトのうちの最初の1回を招いた。ヒルが今季最初に先発した試合はパスのパフォーマンスという面で悲惨な状況だったが、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは試合後のコメントで別の方向に避難を向けている。

「われわれは前半で彼を助けなかった」と言うペイトンHCはスティルスに言及しつつ、「あの最初のインターセプトはキャッチしなければならなかった」と続けた。

「カバレージはパーフェクトに見えたが、ボールを落とした。彼らはいいプレーをしていただけに残念だった」

この敗戦によって5連敗を喫したセインツは、シーズンを通じてパスゲームに苦しんでいる。スターワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスは足首の手術からの回復に妨げがあり、欠場が続いている。また、QBジェイミス・ウィンストンのシーズンはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂で終了した。スティルスもそこに活力を与えることはできず、10試合でキャッチ5回、64ヤードにとどまっていた。最後にキャッチを決めたのはシーズン第9週の試合だ。

スティルスは2013年ドラフトの5巡目でセインツに指名されたものの、わずか2年後にマイアミ・ドルフィンズへとトレードされた。2019年と2020年はヒューストン・テキサンズでプレーし、9月に行われたトライアウトで成功を収めた上で2021年に再びセインツに加わっている。

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