ウェイバーワイヤによると、ラインバッカー（LB）ザック・カニンガムはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区の最下位チームから1位のチームへ移籍になったという。

現地8日（水）に2勝10敗のヒューストン・テキサンズからウェイバーにかけられたカニンガムは、木曜日に8勝4敗のテネシー・タイタンズにクレームされたと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報道。チームも追ってその事実を認めている。

タックル164回を記録してNFLをけん引し、4年5,800万ドル（約65億8,000万円）の契約延長に合意したシーズンの1年後、カニンガムはコーチ陣との不仲が報じられた後にチームからリリースされた。NFLネットワークのマイク・ガラフォロが水曜日に伝えたところによると、カニンガムは新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の検査に遅れたことでシーズン第13週にインアクティブとなったほか、今年に入ってから他にも何度も処分を受けていたという。

タイタンズは12日（日）に同じAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区で2勝10敗のチームであるジャクソンビル・ジャガーズをホームに迎えるが、カニンガムが新チームですぐに活躍できるかどうかはまだ分からない。

カニンガムは今季に出場した10試合のうち7試合で先発出場を果たし、タックル67回、タックルフォーロス4回、パスディフェンス3回を記録。ウェイバーを経て、全体のトータルディフェンスでは17位につけているものの、パスに苦戦している（パスディフェンスでNFL26位）タイタンズ守備陣に加わった。

シーズン第11週のタイタンズ戦でタックル11回を記録したカニンガムは今後、そのタイタンズと共に戦い、レギュラーシーズンを締めくくるシーズン第18週には古巣であるテキサンズとの一戦を控えている。

【RA】