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ドルフィンズがWRワドルをリザーブ/COVID-19リストに登録、自主的に強化プロトコルへ移行

2021年12月17日(金) 11:35


マイアミ・ドルフィンズのジェイレン・ワドル【AP Photo/Wilfredo Lee】

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が驚くべき速さでNFLに打撃を与える中、あるチームが特別な予防措置をとっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが現地16日(木)に伝えたところによると、マイアミ・ドルフィンズは強化されたCOVID-19プロトコルに自主的に移行したとのこと。

この予防措置には理由がある。ドルフィンズは新人ワイドレシーバー(WR)ジェイレン・ワドルをリザーブ/COVID-19リストに置いたとウォルフが報道。木曜日には新人ランニングバック(RB)グリッド・ドークスも登録されており、これで今週中にドルフィンズRB陣からリストに入ったのは4人となった。今週、ワドルとドークスは3人のランニングバック――フィリップ・リンゼイ、サルボン・アーマッド、マイルズ・ガスキン――とセーフティ(S)ジェヴォン・ホランドに続いて登録されている。

NFLが今季最後の1カ月を迎えている中でCOVID-19はあらゆるフランチャイズに影響を与えており、チーム施設内での感染が再び懸念されるようになってきた。クリーブランド・ブラウンズは今週、12名以上の選手をリザーブ/COVID-19リストに入れ、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーも同様に陽性となって隔離されている。ミネソタ・バイキングスはこのリストに登録したために3人の選手を欠いており、木曜日の時点で新たに3人のコーチが活動を停止している。

COVID-19との戦いにおいてリーグが次に取るべき措置を決定する前に、ドルフィンズは強化されたプロトコルにしたがってバーチャル上でやり取りを済ませ、チーム内でのウイルス拡散を抑えようとしている。

水曜日にNFLネットワークのジュディ・バティスタが報じたように、チーム施設内でのマスク着用、ソーシャルディスタンシング、バーチャルミーティングが再びスタンダードになる日も近いかもしれない。これはまだ実現していないが、他チームが受けているようなウイルスの影響を未然に防ぐために、ドルフィンズは独自の判断をしている。

【RA】