タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー（WR）クリス・ゴッドウィンに届いた悪い知らせは、いっそう悪い知らせとなった。

MRIの結果、ゴッドウィンは現地19日（日）に敗れたニューオーリンズ・セインツ戦の第2クオーターでACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂していたことが判明。今シーズン終了となった。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のサラ・ウォルシュによれば、ヘッドコーチ（HC）ブルース・エリアンスは月曜日に「クリスはACLを断裂した。そして終わった。今シーズンは終了しただろう」と語ったという。

ゴッドウィンは同じプレーでMCL（内側側副靱帯）も断裂したと、NFLネットワークのイアン・ラポポートが報じている。

事前に実施された最初の検査では、MCLを損傷しているものの、プレーオフには復帰できる程度のものだと考えられていた。しかし、追加で画像診断を行ったところ、さらに悪い結果が返ってきた。

ゴッドウィンはシーズンを通してキャッチ98回で1,103ヤード、タッチダウン5回を記録している。

バッカニアーズの主力パスキャッチャーであるゴッドウィンは今季、フランチャイズタグでプレーしていた。フリーエージェント（FA）になるのに先んじて、現在は過酷な治療に直面している。

セインツに敗れたことにより、10勝4敗のバッカニアーズはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）で第3シードまで降格したが、NFC南地区内では3ゲームのリードを保ったままだ。

バッカニアーズはハムストリングを負傷したWRマイク・エバンスも日曜夜に欠いていたが、エリアンスHCはエバンスがすぐに復帰することを望んでいると明かしている。

エリアンスHCは「いつかは分からんが、すぐだ」とコメント。

ゴッドウィンが今季終了となり、エバンスがハムストリングを痛めているため、バッカニアーズはCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）プロトコルの違反で3試合の出場停止処分を受けたアントニオ・ブラウンを復帰させる予定だ。ブラウンに関して「ワンストライク（厳格で分かりやすい処分を迅速かつ確実に下すこと）」を宣言してから、そのスタンスが変わっているのではないかと聞かれたエリアンスHCは、チームにとって最善の決断を下すと答えている。

エリアンスHCは「誰がどう思おうと、どうでもいい」と話し、「私が気にかけているのは、このフットボールチームと、われわれにとって何がベストなのかということだけだ」と続けた。

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