シーズン第15週の最優秀選手賞にパッカーズQBロジャース、チーフスTEケルシーら
2021年12月23日(木) 11:38各カンファレンス首位のグリーンベイ・パッカーズとカンザスシティ・チーフスがシーズン第15週に収めた劇的な勝利を支えたのは、それぞれのチームの選手が発揮したオールスター級のパフォーマンスだった。
パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは厳しい時を乗り越え、現地19日(日)に再びチームを導いた。チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは木曜日にオーバータイムでのサヨナラ勝ちにつながる得点を挙げている。
その比類ない尽力によって、ケルシーとロジャースがNFLの週間最優秀選手賞に選ばれている。シーズン第15週の最優秀選手は22日(水)に発表された。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のオフェンス部門週間最優秀選手となったロジャースは、タッチダウンパス3回、インターセプト0回というセンセーショナルな働きでパッカーズをボルティモア・レイブンズに対する31対30での勝利に導いた。ロジャースは268パスヤード、QBレーティング132.2、パス成功率74.2%をマークしている。
ケルシーはサーズデーナイトフットボールで2回のタッチダウンを決めており、ケルシーが挙げた決勝点によってチーフスはロサンゼルス・チャージャーズに34対28で勝利した。ケルシーはキャッチ10回で191ヤードをたたき出し、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のオフェンス部門最優秀選手に指名されている。
ニューオーリンズ・セインツが9対0でタンパベイ・バッカニアーズを抑え切ったサンデーナイトフットボールでは、ディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンが活躍。ジョーダンはサック2回、タックル5回に加え、重要な局面でのフォースドファンブルによってセインツを助け、自分自身もNFCディフェンス部門週間最優秀選手に輝いた。
デトロイト・ライオンズのキッカー(K)ライリー・パターソンは忙しい日曜日を送る中で、チームが強敵アリゾナ・カーディナルスを相手に30対12の白星を挙げるのに助力した。パターソンは3回のフィールドゴールをすべて決め(それぞれ37ヤード、47ヤード、45ヤードから)、ポイントアフタートライも3回すべてに成功。この働きによってNFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞を贈られた。
インディアナポリス・コルツがニューイングランド・ペイトリオッツ27対17下す上でカギとなったのは、AFCディフェンス部門週間最優秀選手に選ばれたラインバッカー(LB)ダリウス・レナードを筆頭とする守備陣だった。レナードはタックル10回、タックルフォーロス1回、フォースドファンブル1回とインターセプト1回という活躍を見せている。
ヒューストン・テキサンズのディフェンシブバック(DB)トレモン・スミスはスペシャルチームのメンバーとしてセンセーショナルなまでの多才さを発揮。AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞に選ばれるのも納得の働きだった。テキサンズがジャクソンビル・ジャガーズを30対16で破った試合において、スミスは98ヤードを走ってキックオフリターンからのタッチダウンを決めたほか、5ヤードラインでパントをダウンし、スペシャルチームでのタックルも1回記録している。
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