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ビルズとの再戦に向けてランを多用した第13週のオフェンスを再検討するペイトリオッツ

2021年12月23日(木) 11:46


ニューイングランド・ペイトリオッツ【NFL】

ニューイングランド・ペイトリオッツがあらゆる面で相手の裏をかき、バッファロー・ビルズに14対10で勝利してからわずか3週間後の現地26日(日)、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区のライバル同士がポストシーズンに向けて重要な意味を持つ試合で再び激突する。

ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルズの課題は、強風を克服するためにペイトリオッツが採用した、パス3回に対してラン46回という見事なゲームプランの中から、フォックスボロでの再戦で何を再び採用するかだ。

マクダニエルズOCは火曜日に「競っているディビジョン内のチームと対戦する時は必ずちょっとした駆け引きがあるものだ」とチームの公式サイトにコメントし、次のように続けている。

「以前に何かを成功させていれば、“またこれをやらなきゃいけないよな”となる。だが、相手チームはこちらが成功したことを知っているからそれを止めにくるし、向こうも何か違うことをしたり違うプレーをしたりするかもしれない。その場合、過去にさかのぼれば“ゲームプランのこの部分にはこういうプランがあったが、3週間前と比べて相手が今やっていることに対して、まずは人員、そしてスキーム、これらに納得できるかどうかを確認しよう”と言える出発点が確実にあるはずだ。しっくりくると感じ、良いと思ったらそのままにしておく」

フォックスボロの天気予報では今のところ最高気温0度、降水確率42%という悪天候が予想されているが、12月6日にペイトリオッツが強いられたような、第3ダウン残り5ヤードでクオーターバック(QB)スニークを必要とするような突風はないようだ。ビルズにとってホームで222ヤードものラッシングヤードを許してしまったことほど、士気を削がれるようなことはなかっただろう。特にペイトリオッツにボールをパスする気がまったくないことが分かってからは。ペイトリオッツのマック・ジョーンズは、30年ぶりに3回以下のパスで勝利したチームのクオーターバックを務めることになった。

しかしながら、今週のプランがそうであるように、あの時のゲームプランはしっかりと練られたものだった。

マクダニエルズOCはこうも話している。「得てして起こり得る最大のミスは、気を緩めて、初めて対戦するかのように準備を進めないことだ。だから私は3週間前に起きたことは気にしない、という心構えで臨んでいる。私はもう一度選手を研究し、スキームを研究し、ゲームプランを研究して3、4週間前ではなく、今週の感触に基づいてそれぞれの判断をしようと考えている」

ビルズはジョーンズのパスアテンプトの回数が確実に増えることは期待できるが、ペイトリオッツのランゲームをまたしても止められなければ、辛辣な批判を受けることにもなるだろう。

【R】