ミネソタ・バイキングスはプレーオフ進出がかかるシーズン第17週をクオーターバック不在で戦わなければならない。

バイキングスがクオーターバック（QB）カーク・カズンズをリザーブ／COVID-19リストに登録したと発表したのだ。カズンズはワクチン接種を終えておらず、検査で陽性反応を示したことからグリーンベイ・パッカーズ戦を欠場する。

一方で、チームによるとバックアップQBのショーン・マニオンがタックル（T）ラシャード・ヒルとともにリザーブ／COVID-19リストを抜けてアクティブ登録されたとのこと。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはカズンズに代わってマニオンが次戦に先発する見込みだと伝えている。

カズンズの欠場が判明した現地31日（金）、マニオンが12月26日からリザーブ／COVID-19リスト入りしていたことから、バックアップのトップに名を連ねていたルーキーQBケレン・モンドがレギュラーシーズン出場を果たす可能性が浮上していた。マニオンのリスト入り後にバイキングスはかつてバックアップを務めていたカイル・スローターと再びタッグを組む契約を取りまとめている。

ただ、モンドではなく、リストを抜けたマニオンが先発することになるだろう。ベテランのマニオンは長らくロサンゼルス・ラムズのバックアップとして過ごしてきたが、2019年シーズンにはバイキングスから3試合に出場している。

バイキングスを率いるマイク・ジマーHC（ヘッドコーチ）は金曜日、報道陣に対して「（チームは）ショーンを味方して力を合わせてくれるだろう。今回の試合の重要さは分かっているはずだ。彼らはショーンを信じている」と明かした。

マニオンには今季のトータルオフェンスとパスのランキングで現在9位に位置し、ビッグプレーでは4位、ターンオーバー数では3位につける攻撃陣を率いる任務が課せられている。通常、カズンズがその生産性に値する尊敬を得ることはないが、バイキングスはカズンズやジャスティン・ジェファーソン、ダルビン・クック、アダム・シーレンら他の選手らの努力によって多くのポイントを重ねてきた。NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）で現在トップシードのポジションにつくパッカーズを相手に必勝の試合でマニオンはカズンズの代打を務めなければならない。

シーズン第11週に今季初顔合わせを果たしたバイキングスとパッカーズの一戦は、34対31でバイキングスが勝利しているが、パッカーズはそれ以降に負け試合がなく、目下4連勝と波に乗っている。かたや、バイキングスは過去5試合で3敗を喫してしまい、プレーオフ進出の可能性が低くなってきている。

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