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スティーラーズQBロスリスバーガー、次のMNFがレギュラーシーズン最後のホームゲームになる可能性を示唆

2021年12月31日(金) 08:53

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Matt Durisko】

ベン・ロスリスバーガーは新年最初のマンデーナイトフットボールとして行われるクリーブランド・ブラウンズ戦がハインツ・フィールドで挑む最後のレギュラーシーズンのホームゲームになる可能性を踏まえて準備を進めている。

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)ロスリスバーガーは現地30日(木)、「まだ確定したとか保証できるものとして話すことはない。そういうことは一度もしてこなかったし、自分らしくもない。ただ、より大きな視点で話せば、すべての兆候が、その可能性があることを指していると言えるだろう。レギュラーシーズンという意味でね。いろいろと自分たちの方に傾いてくれれば、まだプレーオフの試合に挑める可能性があることは分かっているし、俺たちはビジネスに励んで実現させなきゃいけないことがある。でも、レギュラーシーズンという壮大なテーマにおいては、いろんな兆候がそうなる可能性を示しているということだ」とコメント。

39歳のビッグベンことロスリスバーガーが今シーズン後に引退するとの見方が大半ではあったが、2021年シーズン後に退くことを公に口にしたのは木曜日の発言が初めてだ。今月初旬、引退に関してはシーズン終了後に話すつもりだと明かしていた。

ロスリスバーガーは引退を保証するまでには至っておらず、今は負け越しを避けるべく、7勝7敗1分の戦績で挑む次戦に集中していると主張する。スティーラーズにはまだプレーオフ進出の可能性が残されているが、そのためにはいくらかの手助けも必要だ。

「それに対する明確な答えは今後のある時点で対応する」と言うロスリスバーガーは「でも、さっきも言ったように、俺の焦点は今回の試合に勝つことにある。もしこれが本当に自分にとってここで挑む最後のレギュラーシーズンゲームになるのであれば、キャリアの中でも一番大事な試合のひとつになるだろう。最高の会場で、どのスポーツにおいても一番のファンの前でプレーできるのは本当に幸せなことだし、最後になるかもしれないレギュラーシーズンの試合をマンデーナイトフットボールとして地区ライバルと対戦できるなんて、これ以上ないことだ。とにかく特別ってことだ。だから、簡単に言えば、俺は今、今年と今回の試合に集中しているし、それが今やるべきことだとも思っている」と続けた。

ロスリスバーガーが過ごしてきた過去17シーズンを通して、スティーラーズは勝率5割以上を記録している。

2001年にスタジアムがオープンして以降、ハインツ・フィールドでロスリスバーガーは91勝を挙げており、最も近い数字を残しているクオーターバックはコーデル・スチュワートの9勝だ。スティーラーズの一員として通算163勝を記録するロスリスバーガーは少なくとも1950年以降では歴代5位に君臨し、ひとつのチームでキャリアを全うしたクオーターバックとしては、トム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツとともに219勝)だけがロスリスバーガーよりも多くの勝利を収めている。ロスリスバーガーのホームゲーム戦績は91勝32敗、ひとつのチームで挙げたホームの勝利数としてはNFL史上4位の記録だ。

ロスリスバーガーはQB勝利数(163)、ホーム勝利数(91)、タッチダウンパス数(416)でスティーラーズ歴代トップにつけている。

将来の殿堂入りが確実視されるロスリスバーガーは2004年のルーキーシーズン以降、スティーラーズの顔として活躍してきた。ロスリスバーガーを司令塔に、スティーラーズはプレーオフで13勝、スーパーボウルで2勝を挙げている。NFL史上、ロンバルディ・トロフィーを手に入れた回数でロスリスバーガーを上回っているクオーターバックは、元スティーラーズの殿堂入り選手、テリー・ブラッドショー(4回)を含む4人だけだ。

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