現地16日（日）の夜に行われるカンザスシティ・チーフスとの再戦を前に、ベン・ロスリスバーガーは敗者としてのピッツバーグ・スティーラーズ役に徹している。

クオーターバック（QB）のロスリスバーガーは水曜日に「俺たちはたぶんここにいるべきじゃないし、そこまで強いフットボールチームでもない」と軽口を叩いた。「勝ち進んだ14チームのうち俺たちはたぶん14位だな。プレーオフではきっと2桁の点差をつけられて負けるんだ。だから、とにかく試合に出て、楽しんで、あとはなるようにしかならないさ」

9勝7敗1分のスティーラーズはシーズンを締めくくる連勝でポストシーズンになんとか滑り込むことができた。チームにとってレギュラーシーズン最後の敗戦は、第16週にアローヘッド・スタジアムでチーフスに36対10で敗れた屈辱的な試合だ。

チーフスが最初の30点を獲得したあと、叩きのめされていたスティーラーズは第3クオーターにフィールドゴールを決めて、ようやく点が入った。スティーラーズはターンオーバーを3回も喫したのに対して、10回のドライブをプレーしたチーフスをパントに追い込めたのはわずか2回だった。

ロスリスバーガーの憎まれ口は続く。「俺たちはおそらく20点差をつけられるような負けチームなのに対して、相手はナンバーワンのチームだ。チーフスが第1シードでないことは分かっているけど、彼らは2年続けてAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）を制したナンバーワンチームだ。フットボール界一のチームと言ってもいい。俺らに勝ち目はないよ。だから、とにかくできるだけのことをやって楽しめばいいんだ」

日曜日の試合に向けて、スティーラーズは東部時間12日正午の時点でスポーツ賭博アプリの『Caesars Sportsbook（シーザース・スポーツブック）』には12.5点差で負けると予想されている。。

スティーラーズがポストシーズンで最後に勝利を挙げたのは、5年前のディビジョナルラウンドで、QBアレックス・スミス率いるチーフスをカンザスシティで破った時のことだ。

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