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レイダースがマイク・メイヨックGMを解雇

2022年01月18日(火) 10:10


ラスベガス・レイダースのマイク・メイヨック【Ryan Kang via AP】

ラスベガス・レイダースは激動の2021年シーズンを通じて逆境を乗り越え、何とかプレーオフ進出を決めてみせた。

それでも、オフシーズンの体制変更は行われている。レイダースがジェネラルマネジャー(GM)マイク・メイヨックを解雇したと『NFL Network(NFL)ネットワーク』のイアン・ラポポートが伝えた。この決断は数日前に下されていたものの、チームが月曜日に後任者との面談の要請を提出するまで公にはされていなかった。

チームの声明には「われわれはマイク・メイヨックをラスベガス・レイダースのジェネラルマネジャーの任から解いた。未来を築いていく上でのフランチャイズの基礎を作る助けとなった、過去3年における彼の貢献に感謝する」とある。

メイヨックのGM就任期間は3年間で25勝24敗を記録して終わった。2019年NFLドラフトでは当時のヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンが1巡目指名権3つを使ってディフェンシブエンド(DE)クレリン・フェレル、ランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイブス、セーフティ(S)ジョナサン・エイブラムを指名し、4巡目でスターエッジラッシャーのマックス・クロスビーを選択。メイヨックの最初のドラフトで選ばれた選手たちの半分以上がチームに貢献しており、ジェイコブスは(負傷がなければ)レイダースのリードランニングバックとして活躍し、ワイドレシーバー(WR)ハンター・レンフロウ(5巡目)はサードダウンで信頼度の高い選手へと成長している。

とは言え、メイヨックのドラフトは完璧とは言い難く、特に最高位で指名する選手の評価についてはその傾向があった。2020年ドラフト全体19位で指名したコーナーバック(CB)デイモン・アーネットのパフォーマンスは落胆させるものであり、2021年に誰かに銃を突き付けて脅していると見られる動画がインターネットで広まった後にアーネットはリリースされている。同じく2020年の全体12位で指名されたヘンリー・ラッグス三世は2021年に交通事故死への関与によって逮捕、起訴され、複数の重罪に問われたのを受けて放出された。

2021年ドラフトでは、1巡目指名権を使ってアラバマ大学のオフェンシブタックル(OT)アレックス・レザーウッドを獲得して周囲を再び驚かせたメイヨック。レザーウッドはルーキーシーズンに苦戦し、2021年シーズン中にガードへとポジションを変更している。

苦境の中でプレーオフにたどり着いたレイダースだったが、その成功も去る土曜日に実施されたワイルドカードゲームでシンシナティ・ベンガルズに敗れたことで終了し、チームにはメイヨックの離脱をはじめとする大きな変革が予測されている。メイヨックの後任者にはレイダースで長く続くヘッドコーチと、チームの未来を担うクオーターバックを探すというタスクが課されるだろう。

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