レイダースがHCおよびGMの候補者との面談を要請
2022年01月18日(火) 12:00暫定ヘッドコーチ(HC)リッチ・ビサッチアと共に戦ったシーズンを終え、ジェネラルマネジャー(GM)マイク・メイヨックの解雇を前もって決めていたラスベガス・レイダースが、変化をもたらすために動き始めた。
レイダースがニューイングランド・ペイトリオッツの守備アシスタントであるジェロッド・メイヨとのヘッドコーチ職の、そして、同じくペイトリオッツの選手人事責任者であるデイブ・ジグラーとのジェネラルマネジャー職の面談を要請している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(月)に伝えた。ラポポートによれば、レイダースはインディアナポリス・コルツの幹部であるエド・ドブスにもGMの面談を要請する見込みだという。
メイヨックはこれらの面談の要請後、月曜日に3シーズン務めてきたレイダースGMの座から追われている。
ビサッチアには選手からヘッドコーチ残留を望む声が上がっているが、暫定という立場から考えれば、チームは他の候補者たちとの面談を行うことになるだろう。
スーパーボウル時代に初めてプレーオフにコマを進めた暫定HCとなったビサッチアHCは、この要請が出されたのと同じ日に報道陣に対して、オーナーのマーク・デイビスとフルタイムのヘッドコーチ職について話し合っており、チームが他の候補者とも話をすることは承知していると語っていた。
ビサッチアHCは、ジョン・グルーデン元HCの解任や、交通死亡事故に関与した元レイダースワイドレシーバー(WR)ヘンリー・ラッグスの逮捕と起訴といった問題を多く抱えたシーズンを立て直す力となったことを評価されている。10勝7敗という戦果によって、レイダースは2016年以来のプレーオフ進出と勝ち越しシーズンを実現した。
未来がどうなるかはともあれ、ビサッチアHCは月曜日に行われた記者会見を、レイダースのヘッドコーチという役割を担う機会に対する感謝から始めた。
「何より、選手たちのたゆみない仕事と、毎日進歩しようという決してやむことのない努力に深く感謝したい」と語ったビサッチアHCは、次のように続けた。
「それが、われわれが本当に彼らに求めるものだった。彼らはそれに成功した。そして、決して揺らぐことなく、常に人間を第一に据え、選手へのコーチングを第二と位置づけてきたコーチングスタッフたちにも感謝したい。また、大きくとどろき、決して終わることのないレイダーネーションからの応援にも感謝を。彼らは皆さんの応援を聞いていた。彼らは聞いていた、それを分かって頂かねばならない。最後に、マーク・デイビス、マーク・メイヨック、レイダースのオーガナイゼーション全体にも、シーズンを通じて折よくサポートし続けてくれたことに感謝を。深く感謝している。誰ひとりとして揺らがなかった。ラスベガス・レイダースのために、そして、ナショナル・フットボール・リーグの中で、コーチし、プレーするのは名誉なことだと思っている」
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