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レイブンズ、ディック・キャスの引退後はサシ・ブラウンを球団社長に起用へ

2022年02月06日(日) 01:15


ボルティモア・レイブンズのディック・キャスとサシ・ブラウン【NFL】

ボルティモア・レイブンズは現地4日(金)、18年間チームに在籍して球団社長を務めていたディック・キャスが退任しようとしており、後任はサシ・ブラウンが務めることになると発表した。

チームの発表によると、ブラウンへの移行は4月1日(金)に適用される予定だという。クリーブランド・ブラウンズのフットボール運営部門エグゼクティブバイスプレジデント(EVP)を2年間にわたって務めていたブラウンは、キャスが果たしてきた選手、コーチやスタッフの人事、法人営業、コミュニケーション、ビジネスなど、クラブの全領域を監督するのに似た責任を全うしてきた。

2016年から2017年までブラウンズのフットボール運営部門EVPを務めてきたブラウンは、過去3年間で『Monumental Basketball(モニュメンタル・バスケットボール)』の社長にもなっており、NBA(ナショナルバスケットボールアソシエーション)のワシントン・ウィザーズとWNBA(女子ナショナルバスケットボールアソシエーション)のワシントン・ミスティックスで数え切れないほどの義務を果たしてきた。

76歳のキャスは、NFLで最も安定した成功を収めるチームになるように支援してきたレイブンズに別れを告げる。

チームのリリースによれば、2004年にチームの過半数の所有権を取得したスティーブ・ビスシオッティは、最初にキャスを球団社長に任命したという。

キャスが在任している間にレイブンズは第47回スーパーボウルで優勝しただけでなく、5回のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区優勝、10回のプレーオフ進出、3回のAFCチャンピオンシップゲーム進出も果たした。

チームのリリースによると、今後はブラウンとヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボー、ジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタの3人が「ビスシオッティの下で働く指導者トリオ」になるとのこと。

今シーズンに負傷者が続出して8勝9敗に終わったレイブンズは、オフシーズンに多くのタスクを解消していきながら、2022年には状況を好転させようとしている。レイブンズの“やることリスト”では特に、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンと新たな契約を結ぶことと、ブラウンが就任した約1カ月後の4月28日(木)から30日(土)にかけて行われる2022年ドラフトで戦力を補強することが重要になるだろう。

【RA】