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バイキングスとの面談がNFLのHCになる「最後の機会」だったとジム・ハーボー

2022年02月06日(日) 01:20

ジム・ハーボー【AP Photo/Al Goldis】

ミシガン大学のジム・ハーボーHC(ヘッドコーチ)は新たにNFLのヘッドコーチ職を探し求めるつもりはないと語った。

ミネソタ・バイキングスと面談した後、ハーボーは『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のミッチ・アルボムに対し、スーパーボウルの魅力にひかれて再びNFLを目指したものの、プロへの復帰を目指すのはもうやめたと明かしている。

ハーボーはアルボムに「確かに、スーパーボウルはわれわれのスポーツの中で最高峰の目標だ。しかし、ナショナルチャンピオンシップで優勝すること、それもかなり素晴らしい。それをやろう」と話しており、「スーパーボウルにあれだけ近づいたから、NFLにひかれていたけど、今回が復帰を目指す時期だった。そして、これが最後の機会だ。さあ、カレッジフットボールでの優勝を目指そう」と続けた。

今週にバイキングス幹部と面談したハーボーはNFL復帰に意欲的だと伝えたが、バイキングスから仕事のオファーは来なかった。バイキングスは第56回スーパーボウルの後にロサンゼルス・ラムズの攻撃コーディネーター(OC)ケビン・オコンネルをヘッドコーチに採用すると見られている。

ハーボーはアルボムに「かつてスーパーボウルにあれほど近づいたのに、それをつかめなかったことが引っかかっていた。NFLの仕事がいくつか空いた。バイキングスから連絡を受けた。良くも悪くも、私が検討してみたいところだった。“100%確信を持つつもりだし、もし、彼ら(ミネソタ)が100%の確信を持っているのなら、やるしかない”と考えていた」と語っている。

ハーボーは2011年から2014年まで4シーズンの間、サンフランシスコ・49ersを率いてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに3回出場し、第47回スーパーボウルに出場を果たしたものの、そこでは弟のジョン・ハーボーが指揮を執るボルティモア・レイブンズに敗れた。

プロで成功した経歴を持つことから、ジム・ハーボーの名前は何年も前からNFLのコーチ候補として挙げられていたが、今オフシーズンはバイキングスから最も興味を示されていた。バイキングスでの採用が空振りに終わったハーボーは、ミシガン大学にこだわると主張している。

ハーボーは「(ミシガン大学のアスレチックディレクターである)ウォード(マニュエル)に電話して、私にヘッドコーチになってほしいかどうか尋ねた。すると、彼は“ああ、100%そうだ”と言った。私も“それならOKだ。それが私のやりたいことだ”と言った。そして、“ウォード、この話題は毎年繰り返さない。これは1回限りのことだ”とも伝えた」と付け加えた。

ハーボーが今、スーパーボウルの夢を追うのをやめたと言うのは簡単なことだ――採用のためには、それが賢明なスタンスだと言えよう。しかし、ミシガン大学が2021年シーズンのような成功を積み重ね、NFLのクラブがハーボーを追いかけ続けるような場合、彼の気持ちが変わるかどうかは未知数だ。

【RA】