スティーラーズが新DCにテリル・オースティンを採用
2022年02月07日(月) 14:54ピッツバーグ・スティーラーズは次期守備コーディネーター(DC)にテリル・オースティンを採用するという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(日)に情報筋の話として伝えた。スティーラーズのシニアディフェンシブアシスタントとセカンダリーコーチを務めていたオースティンは、19年にわたってチームに在籍し、このオフシーズンに引退したキース・バトラーの後を引き継ぐ。
バトラーの後任候補にはオースティンの他に、パトリック・グラハムやクリス・リチャードがいた。ニューヨーク・ジャイアンツの守備コーディネーターを務めていたグラハムは今週、ラスベガス・レイダースで同職に採用されている。ジャイアンツはその穴を埋めるために、スティーラーズと契約を結ぶ前にオースティンと面談することに興味を示していた。
オースティンはスティーラーズの守備スタッフとして3シーズン目を終えたばかりだ。2014年から2017年まではジム・コールドウェルが率いていたデトロイト・ライオンズで、2018年はマービン・ルイスが率いていたシンシナティ・ベンガルズで、それぞれ守備コーディネーターを務めていた。
オースティンはここ数年で被ヤードと被得点でトップ10にランクインしていた才能あふれる守備陣を引き継ぐ。しかし、それぞれの順位は2021年に24位と20位に落ち込んでしまった。それでも、スティーラーズ守備陣は、シングルシーズンのサック記録を更新したばかりで、守備部門年間最優秀選手候補になっているアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットをはじめとし、ディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ヘイワードやフリーセーフティ(FS)ミンカ・フィッツパトリックといった、オールプロに選出された選手を多く擁しており、それは2022年に向けてチームの強みとなるはずだ。
オースティンは守備コーディネーターに復帰する1年目に、マイク・トムリンHCの下で成功する態勢が整っていることだろう。
【RA】