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カーディナルスWRフィッツジェラルドが今後について明言回避

2016年09月14日(水) 07:12


今後についての明言を避けたカーディナルスのWRラリー・フィッツジェラルド【AP Photo/Rick Scuteri】

ニューイングランド・ペイトリオッツとの開幕戦のパフォーマンスを見る限り、アリゾナ・カーディナルスでワイドレシーバー(WR)を務めるラリー・フィッツジェラルドは少なくともあと5年はプレーできそうに見える。となれば、フィッツジェラルドの去就に関する発言をどう捉えればいいのだろうか。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地11日(日)、フィッツジェラルドが2016年を最後の年にするつもりだと報道。これについてフィッツジェラルドは否定も肯定もせず、お決まりの晩ご飯ネタを使って明確な回答を避けた。

フィッツジェラルドは「先のことについては語らない。晩ご飯が何なのかさえ分からないんだ。来年のことなんてなおさら分からないさ。理由があってもう1年契約した。ここで自分たちがやっていることを信じるよ」と語った。

日曜夜、ペイトリオッツとの開幕戦で8キャッチ、81ヤード、2タッチダウンをマークしたが、23対21で敗れた後、フィッツジェラルドは最高級のステーキを堪能。これもまた、父親として33歳を迎え、権利を獲得次第すぐの殿堂入りが確実視されているフィッツジェラルドらしいパフォーマンスだ。

ファンはフィッツジェラルドの今後について気が気でない。第43回スーパーボウルでリングにあと一歩のところまで来たカーディナルスがそれ以来で最もスーパーボウルに近いとされる今、フィッツジェラルドの圧倒的なパフォーマンスが必要であるからだ。フィッツジェラルドはこのオフシーズンにカーディナルスとの契約を2017年まで延長。たとえフィッツジェラルドの実父が息子の引退については何も聞いていないと主張しても、フィッツジェラルドが契約延長した理由は自身の去就についての質問を黙らせるためだったとラポポートは伝えた。

いくら知ろうとしても、フィッツジェラルドがいつキャリアにピリオドを打つのかを知ることはできないだろう。しかし、少なくとも今シーズン、フィッツジェラルドのプレーを楽しむことができるのは確かだ。