いよいよ開幕した2016シーズン。第1週では全16試合中6試合が2点差以内で決着するという白熱した展開となった。

現地15日に始まる第2週で注目したいのはやはり1994年以来初となるロサンゼルスでのレギュラーシーズン・ゲームだ。ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムでラムズがシーホークスを迎えての一戦となる。先週、49ersに0対28と完敗したラムズだが、シーホークスには昨シーズン2戦全勝と相性が良い。ぜひロサンゼルス復帰を白星で飾りたい。

対するシーホークスは先週ドルフィンズを12対10で破る試合終了間際のタッチダウンパスを決めたクオーターバック（QB）ラッセル・ウィルソンとワイドレシーバー（WR）ダグ・ボールドウィンのホットラインがこの試合でも強力な武器となるだろう。

一方、バイキングスは現地18日夜のサンデーナイト・フットボール（SNF）で新本拠地USバンク・スタジアムがレギュラーシーズンでのお披露目となる。相手はNFC北地区のライバル、パッカーズ。バイキングスはディフェンスが好調だ。先週のタイタンズ戦ではラインバッカー（LB）エリック・ケンドリックスによる77ヤードインターセプトリターンタッチダウンとディフェンシブエンド（DE）ダニエル・ハンターの24ヤードファンブルリターンタッチダウンというディフェンス陣の2つのタッチダウンが25対16での勝利の要因となった。

パッカーズは先週ジャガーズを27対23で破ったが、これはアウェーでの開幕戦でNFL史上最多の55勝目である。NFLを代表するQBアーロン・ロジャースは2タッチダウンパスを決めるなど勢いを示した。

19日夜のマンデーナイト・フットボール（MNF）はベアーズがイーグルスを迎える。テキサンズに敗れて黒星スタートとなったベアーズだが、イーグルスとは過去6回の対戦で4回勝利している。しかもMNFでは3回対戦しているが、うち2回はイーグルスを破っているのだ。先週、パスキャッチ4回で105ヤードを獲得し、自身13回目の100ヤード突破を記録したWRオルション・ジェフリーの活躍に期待したい。

イーグルスは先週ブラウンズに29対10で勝利し、ヘッドコーチ（HC）ダグ・ペダーソンに就任初勝利をもたらした。今年のドラフト2位指名、新人QBカーソン・ウェンツは37回のパスで22回成功、278ヤード、2タッチダウン、0インターセプトで期待に応えている。今回も同じようなプレーを披露できるか。

この他にもAFC北地区のライバル対決ベンガルズ対スティーラーズなど好カード揃いだ。