「デズは全く問題ない。みんな冷静だ」とカウボーイズQBプレスコット
2016年09月15日(木) 11:56ダラス・カウボーイズは開幕戦、ニューヨーク・ジャイアンツに敗れた。ワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントはこの試合、5ターゲットで1キャッチ、8ヤードと精彩を欠いた。カウボーイのファンからすればスターWRのブライアントが全くあてにならなかったことで発狂するかもしれないが、新人クオーターバック(QB)のダック・プレスコットに戸惑いの影は見えない。
プレスコットは現地14日(水)、地元紙『The Dallas Morning News(ザ・ダラス・モーニング・ニュース)』に対して「2人の連携をうまくしていく。今度はもっと良いところに投げたい。そうすればデズも捕りやすいだろう」と語っている。
ブライアントはオープニングドライブでプレスコットからの最初のパスをキャッチして8ヤードを稼いだが、その後はジャイアンツのディフェンス陣に完全に封じ込まれた。ブライアントのタッチダウンはオーバーターンされ、プレスコットがブライアントに出したパスも何度か大きく的を外れた。
シーズン開幕前、新人QBであるプレスコットがブライアントの能力に頼り、おそらくはプロボウラーであるブライアントにボールが多く回ることになると誰もが思っていたはずだ。だが、ふたを開けてみればプレスコットはボールを均等に回して7人もの異なるターゲットにパスを決めてみせた。
タイトエンド(TE)のジェイソン・ウィッテンが9キャッチ、66ヤードをマークしてカウボーイズを牽引し、WRコール・ビースリーは8キャッチ、65ヤードだった。
プレスコットはブライアントにプレーを絡ませたかったと繰り返し話したものの、無理強いはしない意向のようで、「その時が来たらデズがボールをキャッチすることになる。このプレーではデズが絶対捕らなくてはいけないというようなシーンは作らない」とコメントしている。
先発として1週間が経ったが、プレスコットはタッチダウンドライブに欠けていることやブライアントの不振に関しては全く気にしていない様子で、「きっと良くなる。大した問題じゃないんだ。みんな冷静さ。間違いなく正しい方向に進んでいるし、みんなもそれを分かっている」と語った。