ワシントン・レッドスキンズのディフェンシブバック（DB）ジョシュ・ノーマンに対し、ニューヨーク・ジャイアンツが不満を募らせている。

レッドスキンズは現地12日（月）夜に行われた開幕戦でピッツバーグ・スティーラーズと対戦し、38対16で敗れた。この試合を受けて、ジャイアンツのワイドレシーバー（WR）を務めるビクター・クルーズが、ノーマンがスティーラーズのWRアントニオ・ブラウンを試合中に一切カバーしなかったことについて驚いたと明かし、リーグを代表するコーナーバック（CB）のノーマンに若干の口撃を仕掛けた。

クルーズは現地14日（水）、『New York Post（ニューヨーク・ポスト）』紙に対して「試合中はどこであってもジョシュがアントニオをフォローするんだと思っていたけど、彼はしなかった。それだけのことさ。彼が自分で決めたこと。俺はそんな風に彼に求めたりしないけど、彼は自分自身でこう言っているんだ。“リーグナンバー1のコーナーバックなら相手チームの一番うまいレシーバーをカバーしろ”ってね」とコメント。

ブラウンがレッドスキンズのCBバショード・ブリーランドを振り切ってビッグプレーを連発した試合後、ノーマンは敵陣のエースWRをフォローしないと判断したのは自らの決断ではなかったと報道陣に明かしている。

「前にも言ったように、守備コーディネーター（DC）の（ジョー）ベリーとDBコーチのペリー・フェウェルを信頼することが俺たちの信念だ。だから彼らが俺をここでプレーさせた。やるべきことをやり、ゲームプランに何1つ疑問を持たないことが俺の信条だ」

どうやらクルーズやジャイアンツはこれらのコメントを見ていなかったか、もしくはただ、ジョシュたちを信じていないだけだ。

ジャイアンツのCBジャノリス・ジェンキンスもクルーズの後に呼応し、レッドスキンズの開幕戦でジョシュがブラウンをカバーしなかったことについて批判。

ジャンキンスは「7,000万ドル（約72億円）も受け取っておいて、そいつにゲームプランがないはずがない。“お前はこいつをカバーすること。以上”それがゲームプランさ」と語った。

ジャイアンツはノーマンとレッドスキンズが第3週、ニューヨークへ着いてからも同じ戦略で来るとは信じていない。ジャイアンツは絶対にノーマンがベッカムをフォローしに来ると予想している。

クルーズは「正直、この状況でジョシュがオデルをフォローしに来なかったらビックリだね」とコメントした。