クオーターバック（QB）ミッチェル・トゥルビスキーは先発の座を獲得する期待を持ってピッツバーグ・スティーラーズに加入し、キャリアのリハビリを開始する。

『ESPN』のブルック・プライヤーによれば、トゥルビスキーは「これは間違いなく俺が仲間になりたかったところだ。スティーラーズが興味を持っていると知った時、ここが自分のいたい場所だと言ったんだ」とコメントしたという。

トゥルビスキーはインセンティブによって最大2,700万ドル（32億0,620万円）になる2年1,425万ドル（16億9,216万円）の契約に同意した。

この契約の基本的な価値は、ベアーズがトゥルビスキーをドラフト指名する前にマイク・グレノンと契約した方法と同じく、トゥルビスキーが高順位でドラフト指名される新人クオーターバックへの橋渡し的な存在として評価されたことを示している。

また、スティーラーズではメイソン・ルドルフとドウェイン・ハスキンズがロースターに登録されており、この夏に先発を争うことになる。

「競争はつきものだし、ポジションを獲得してチームメイトの信頼を得るのが楽しみだ」とトゥルビスキーはクオーターバックのポジション争いについて語った。

元全体2位指名のトゥルビスキーは、昨シーズンはビルズでジョシュ・アレンのバックアップとして過ごし、ほとんどフィールドを見ることができなかった。それでも、高水準の質の高い先発が不足しているフリーエージェント市場で引っ張りだこだった。

シカゴでの苦闘の後、ピッツバーグで再び成長することで、トゥルビスキーは横ばいになったキャリアを引き続き好転させることができるだろう。

27歳のトゥルビスキーは、ベン・ロスリスバーガーに代わる選手になるという展望によって、スティーラーズに誘い込まれたという。

「俺は興奮している。ベンがここのフィールド内外でこのピッツバーグの街のために成し遂げたことは、殿堂入りする選手として疑いないものだ。みんなそれをただ続けることを願っているんだろう」とトゥルビスキーは語った。

スポーツ界の格言として、伝説の選手の後任ではなく、伝説の選手の後任の代わりを目指せ、というものがある。トゥルビスキーは、その格言を変えようとしている。

【AK】