結局、オフェンシブタックル（OT）トレント・ブラウンはニューイングランド・ペイトリオッツを離れないだろう。

ブラウンがペイトリオッツと2年契約に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地21日（月）に今回の契約について知る人物の話を元に伝えた。

フリーエージェント（FA）となって市場を評価していたブラウンは他チームに興味を持っていると報道されていたが、クオーターバック（QB）マック・ジョーンズを守るオフェンシブラインを強固なものにするためにペイトリオッツに戻ってくる。

キャリアをスタートさせたサンフランシスコ・49ersで3年間を過ごした後、2018年にペイトリオッツにトレードされたブラウンは、その年にキャリア史上最高のシーズンを送った。それからラスベガス・レイダースと大型契約を結ぶも、2年間にわたって精彩を欠く成績を残した後、昨シーズンに再びペイトリオッツにトレードされている。

足にケガを抱えていたブラウンは2021年シーズンにわずか9試合しか出場していない。シーズン後半に試合に復帰するようになってからも伸び悩んだが、チームから除外されるほどのことではなかった。

ダラス・カウボーイズにいたOTラエル・コリンズがシンシナティ・ベンガルズと新たに契約を結ぶ前、ペイトリオッツも他の数チームと同様に週末にかけてコリンズ獲得に動いていたとNFLネットワークのマイク・ガラフォロが指摘している。それが実現しなかったことを受けてペイトリオッツはブラウンの元へ引き返した。

ペイトリオッツはさらにピースを増やすかもしれない。

NFLネットワークのマイク・ジアルディによれば、ペイトリオッツはランニングバック（RB）レナード・フォーネットと面会しているという。ここ数年間でフリーエージェントのランニングバックに興味を持っていたペイトリオッツは今回、じっくりと検討しているところだ。ロースターにはすでにデイミアン・ハリスやラモンドレ・スティーブンソン、ジェームス・ホワイト、J.J.テイラーといったRB陣やワイドレシーバー（WR）タイ・モンゴメリーを擁している。それでも、うまく取引を成立させられた場合、ビル・ベリチックHC（ヘッドコーチ）は迷わずプレーオフ・レニーことフォーネットをバックフィールドに加えるだろう。

【RA】