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ブレイディ&ロジャースのベテラン組がアレン&マホームズの若手組とゴルフマッチ

2022年04月19日(火) 11:59


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディとカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/David J. Phillip】

44歳で引退したクオーターバック(QB)トム・ブレイディが、自分が辞めるべき時ではないと気づくのにかかった時間はわずか40日だった。まだまだ生意気な青二才たちにフットボールフィールドから追い出されるつもりはない。舞台がゴルフコースでも、それは同じだ。

ブレイディは同じくNFLのベテランであるQBアーロン・ロジャースと組み、年長組が新人たちより優れていることを証明しようとしている。東部時間6月1日(水)18時30分から開催されるゴルフのテレビショー“The Match(ザ・マッチ)”でこの2人と対戦するのは、若手QBコンビのパトリック・マホームズとジョシュ・アレンだ。

ブレイディはこのタッグマッチについて、現地18日(月)に『Twitter(ツイッター)』で発表している。

「僕らはレスリングのタッグマッチにしようとしたんだけど、弁護士によれば僕らの契約上できないらしい・・・。6月1日、#CapitalOnesTheMatchが戻ってくる。彼らをぶっ飛ばしてやろうぜ」

ブレイディがザ・マッチに出演するのは3度目だ。フットボールでの華々しい経歴とは裏腹に、ブレイディはまだこのバトルで勝利したことがない。PGAツアーのレジェンドであるフィル・ミケルソンと組んだ前回は、ロジャースとPGAツアーのスター選手であるブライソン・デシャンボーのコンビに敗北した。今回はプロゴルファーの助けを借りるのではなく、オールNFLでの戦いになる。

ブレイディとロジャースはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のトップコンテンダーであるタンパベイ・バッカニアーズとグリーンベイ・パッカーズを代表する存在であり、2020年のポストシーズンにはスリリングなNFCチャンピオンシップ戦で対決した。そこで勝利したブレイディは第55回スーパーボウルでパトリック・マホームズ率いるカンザスシティ・チーフスを下すことでキャリア7度目のリング獲得を達成している。

ブレイディとロジャースは今回は競い合うのではなく、手を取り合ってAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のスーパースターたちであるマホームズとアレンを下そうとしている。AFCの新星たちは、最近では歴史に残る一戦となったAFCディビジョナルラウンドでバトルしていた。AFC対NFCでもあり、ベテラン対若手でもある今回のゴルフマッチ。フットボールとは無関係ながらも、4人がヘルメットとパッドを装着する4カ月も前から、ライバル関係が散らす火花は見る者は楽しませてくれるだろう。

「2頭の老牛、2頭の子牛・・・」

「絶対楽しいぞ」

【A】