ニュース

オフシーズンの増強によるプレッシャーは感じないとドルフィンズQBタゴヴァイロア

2022年04月22日(金) 16:33


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Wilfredo Lee】

昨シーズンの終盤、マイアミ・ドルフィンズ周辺ではクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアを他の選手と置き換える可能性がうわさされていた。その代わりに、組織はクオーターバックの周りを固める選手をアップグレードするために数カ月を費やしてきた。

攻撃重視のマイク・マクダニエルをヘッドコーチ(HC)に据えた後、ドルフィンズはスピーディーなワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルをトレードで獲得したほか、WRセドリック・ウィルソンと契約。レフトタックル(LT)テロン・アームステッドやガード(G)コナー・ウィリアムズを迎えてオフェンシブラインを補強し、ランニングバック(RB)のチェイス・エドモンズやラヒーム・モスタートを加えてタイトエンド(TE)マイク・ガシキにフランチャイズタグを使用した。

ドルフィンズはタゴヴァイロアを成功させるために、ほぼすべての手を尽くしている。もし失敗したら、タゴヴァイロアはもう言い訳できないはずだ。

自主参加のミニキャンプが始まったとき、タゴヴァイロアはロースターのアップグレードはこれまで感じていたプレッシャーを増長させるものではないと話している。

チーム公式記録によると、タゴヴァイロアは「プレッシャーは毎回かかると思う。彼らを獲得したことで今まで以上のプレッシャーを感じることはない。それより、俺自身、そしてチーム全員が今年できることを示す機会になる」と語ったという。

ドルフィンズはゲームのニュアンスをタゴヴァイロアに教えられるベテランQBテディ・ブリッジウォーターをチームに迎えた。しかし、タゴヴァイロアが失速した場合、8年間のNFL生活で苦難を乗り越えてきたブリッジウォーターもその状況になる。

タゴヴァイロアはマクダニエルHCについて熱く語り、彼が最初の2シーズンでクオーターバックを成長させてきた方法についてこう話している。

「ヘッドコーチと一緒になって150くらいの投球シーンを確認した。もっと良くする必要のある投球、良かった投球、あらゆる種類の投球をね。なぜ彼がそれを見せてくれたかというと、それは彼がオフェンスをスキームアップする方法に通じるものがあるからだ。俺たちにとって一番重要なのはYAC(ヤードアフターキャッチ)。YACを獲得したい」

ヒル、WRジェイレン・ワドル、ウィルソン、ガシキを擁するドルフィンズは、タゴヴァイロアが狙い通りにボールを出せば、2022年にYACを増やせるだろう。

【RA】