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カウボーイズが1巡目でOTタイラー・スミスを指名したことに満足するRBエリオット

2022年05月07日(土) 09:40


ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【NFL】

2022年NFLドラフト1巡目で根本的に必要なものに注意を向けていたダラス・カウボーイズは、オフェンシブタックル(OT)タイラー・スミスを全体24位で指名した。

この選択によって、カウボーイズは一時的なレフトガード(LG)の欠員を解消できるだけではなく、レフトタックル(LT)の長期的なオプションを増やすこともできる。また、オフェンスの主力メンバーからすると、必要とされている生産性の向上を図れるようになるかもしれない。

『USA Today(USAトゥデー)』によると、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットは現地4日(水)に次のように語ったという。「自分が聞いたり、見たりしている限りでは、彼はうちのチームによく合っているようだ。いろいろなポジションでプレーできそうだ。身体能力も高そうだし、あのルームにいる選手たちに溶け込めるようなメンタリティを持っているように見える」

「(クオーターバック/QB)ダック・プレスコットを良い状態に保つことさえできれば、彼はそこに出て行って、ちゃんと読んで、アウトサイドにいるプレーメーカーに良いタイミングでボールを投げられる――これはでかい。ランを確立することはチームにとって大事だし、今年はそれが重要になってくる」

「1巡目の指名は俺たちの助けになると思う」

OTタイロン・スミスが7シーズン連続で不運なケガに見舞われたとしても、両方のタックルが安定したプレーを発揮すれば、エリオットがオールプロに選出されていた数年前の状態に戻るのに大いに役立つだろう。タイラー・スミスがガード(G)として活躍すれば、カウボーイズオフェンスはより強力なものになり、理論的には十分な効果があるはずだ。

エリオットは2021年シーズンに17試合に出場して1,002ランヤード(キャリー1回あたり4.2ヤード)、タッチダウンラン10回を記録するなど、まずまずの好成績を収めている。妥当な成績ではあったものの、2016年と2018年、2019年にプロボウルに選ばれたときのレベルには及ばなかった。

2019年にエリオットと6年9,000万ドル(約117億5,112万円)の契約を結んだときにカウボーイズが期待していた成果ではなかったことは確かだ。その投資に見合う十分な利益を得るために、カウボーイズはエリオットが2022年に成功する可能性を高めてくれるかもしれない選手にドラフト資本を費やしている。

それだけではなく、カウボーイズは長期的にタイロン・スミスの代わりとなる選手も見つけたのかもしれない。エリオットの生産性が不足し始めていたとしても、それはいずれ分かるだろう。

【RA】