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クリス・オレーブ指名とマイケル・トーマス復帰はWRを「1巡目に2人指名したようなもの」とセインツHC

2022年05月07日(土) 10:29

ニューオーリンズ・セインツのマイケル・トーマス【Logan Bowles via AP】

ニューオーリンズ・セインツは先週に行われたNFLドラフト1巡目でオハイオ州立大学のワイドレシーバー(WR)クリス・オレーブを指名し、パスキャッチのオフェンス陣を改善した。チームはこの指名による利益を倍増することができると信じている。

同じくオハイオ州立大学出身のマイケル・トーマスはケガから復帰している最中であり、彼が2022年シーズンの大半の試合に出場することができれば、セインツはまるで2人の最高の才能を追加したかのように思える。

『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』の出演中にトーマスがクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンと迅速な関係を確立することを期待するかと聞かれたセインツのヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは「それがわれわれの希望だ。われわれはマイクがリハビリのプロセスで行っていることについて良く思っている。なにかしらのケガから復帰しようとしている選手たちと越えなければいけないハードルはまだいくつかある」とコメントした。

「私は一種の観点でドラフトを見ていた。1巡目でクリス・オレーブを指名したが、マイクが復帰することも考えており、それはまるでわれわれがワイドレシーバーで2つ1巡目指名権を持っていたようなものだ。だから、私はドラフトについて本当に満足している」

セインツは、ウィンストンと、2021年にウィンストンのシーズン終了を決定づけた膝のケガをした後に彼に続いたすべてのクオーターバックのための攻撃陣を欠いていた。このような状況下でのセインツの一番のターゲットはランニングバック(RB)のアルビン・カマーラであり、それはセインツがシアトル・シーホークスに13-10で勝利した際にカマラが10レシーブ、128ヤードと唯一のタッチダウンでセインツを牽引したことからも明らかである。

2022年には、少なくともすべてが計画通りに進めば、そのようなことはないはずだ。セインツはホームランヒッター級のオレーブを指名し、サイズを欠いてはいるが、ルート選択と優れた手さばきが期待される。彼はしばらくの間関係性を構築するトーマスにとって、理想的な補完になるはずだ。

「われわれはオフェンスに何人かのプレーメーカーを追加する必要があるように感じた。そこがチームにおいて向上させることができる部分だと感じていたし、われわれは本当にただ、『試合に勝つためにはどうすればいいか』ということばかり考えている」と、アレンは当たり前のことだと認めながらも話した。

「彼はわれわれが一種の目標にしたような選手だったと思う。われわれは素晴らしい選手で、疲れを知らず、タフで、スマートで、非常に、非常に競争力のある、最高のルートランナーの一人を獲得しようとしていたと知っていた。今年のドラフトとこれまで確立してきたウイニング・プログラムで、われわれはオハイオ州立大学から選手を獲得することに成功した。私はドラフトがちょうどわれわれのために進行したように感じていて、非常に満足している」

セインツはオハイオ州コロンバスから攻守において何人かのプレーメーカーを見つけるなど、間違いなく過去にもオハイオ州立大学バッカイズからの恩恵を受けている。セインツ がドラフトでオレーブを指名したことは驚くべきことではなく、彼とトーマスがウィンストンと活躍することは衝撃的なことではない。

残る主なハードルはトーマスの健康面と、ウィンストンのキャリアで何回か彼を悩ませている、ミスを最小限に抑えながら彼らの可能性を生かすための方法を見つけることができるかどうかということだ。

過去数年とは違い、セインツは才能あるレシーバーの必要性と、そのために動くべきだと認識した。成し遂げるべきことはまだ残っているが、オレーブの指名と関連する他の動きにより、セインツは「再建へのコミットにはもう少し時間がかかる」ということを明らかにした。

【AK】