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ジェッツが1巡目指名のCBガードナーとの新人契約にサイン

2022年05月08日(日) 11:40


ニューヨーク・ジェッツからドラフト指名を受けたシンシナティ大学のソース(アフマド)・ガードナー【AP Photo/John Locher】

ニューヨーク・ジェッツが最も効果的な守備を展開するロックダウンコーナーバック(CB)と正式に契約を結んだ。

ジェッツは現地7日(土)、ドラフト全体4位で指名したCBソース・ガードナーと契約を結んだと発表した。契約条件は明らかにされていないが、ガードナーは5年目オプション付きの4年契約を手に入れている。

1巡目に3人を指名して注目を集めていたジェッツの2022年ドラフト組の中でも、ガードナーは特に注目されている選手だ。『NFL.com』のアナリストであるダニエル・ジェレマイアが選んだドラフト候補生トップ150では2位に選ばれている。

サイズ、スピード、1対1のカバレッジスキルで定評のあるガードナーは、大学3年生時のシーズンにタックル40回、サック3回、タックルフォーロス4.5回、インターセプト3回を決めて有望な選手としての地位を高めた。2021年にベアキャッツをチーム初のカレッジフットボールプレーオフ進出に導いたガードナーは、アメリカン・アスレチック・カンファレンスの年間最優秀守備選手に選ばれている。

昨シーズンに1試合あたり29.6点と397.6ヤードを許し、両カテゴリーでNFL最下位に終わったジェッツディフェンスにとって、ガードナーは必要な存在だ。21歳のガードナーはフリーエージェント(FA)だったCBのD.J.リードとセーフティ(S)のジョーダン・ホワイトヘッドを迎えることで刷新されたジェッツのセカンダリーに加わることになる。

ルーキーミニキャンプに参加するためにニューヨークに到着して以来、ガードナーは元ジェッツの偉大なダレル・リービスのプレーを真似すると話している。リービスはキャリア11年間のほとんどで相手ワイドレシーバー(WR)を困難な状況に陥れてきた存在だ。

チーム公式サイトによると、ガードナーは「とてもよくフィットしている。どんな使われ方をしたとしても、融通を効かせるのは構わないし、勝つために必要なことは何だって進んでやる。彼らは俺にゾーンでもマンでもプレーさせたいし、ブリッツもさせたいし、ラインバッカーとしてもプレーさせたい――それはさすがに起こらないと思うけど、彼らがどんなふうに使いたかったとしても、何でもやるつもりだ」と語ったという。

真のロックダウンCBは今日のNFLで重宝されており、ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラー率いる守備陣がさらにアグレッシブになるにはガードナーが成長するしかない。シンシナティ大学での3シーズンで相手に一度もタッチダウンキャッチを許さなかったことで有名なガードナーは、チームの不足を補う準備ができている。

2021年はクオーターバック(QB)ザック・ウィルソンがトレーニングキャンプを欠席していたが、ガードナーは全面的に契約に合意しているため、ジェッツは最初に指名した選手が2年連続でホールドアウトすることを避けられそうだ。ジェッツは他にWRギャレット・ウィルソンとディフェンシブエンド(DE)ジャーメイン・ジョンソン二世を1巡目で指名している。

【RA】