マイク・デービスが無職となった期間はわずかだった。

ベテランランニングバック（RB）のデービスがボルティモア・レイブンズと1年契約を結んだと、現地10日（火）にチームが発表した。

デービスは2021年シーズンを地元のアトランタ・ファルコンズで過ごしている。しかしながら、ヘッドコーチ（HC）のアーサー・スミスが指揮するチームのオフェンスが、ハイブリッドな武器へと成長したRBコーダレル・パターソンを起用することが多くなる中で、デービスの出番は限られていた。デービスは138回のアテンプトで1キャリーあたり平均3.6ヤードしか稼ぐことができず、先週にファルコンズからリリースされたばかりだ。だが、29歳のデービスはオープンマーケットでまだ十分に価値があることを知った。

9月にデービスがロースターに登録されていなかったとしても、レイブンズはデービスにとって理想的なチームと言えよう。2021年にレイブンズはレギュラーシーズンが始まる前から3人の主力ランニングバック（J.K.ドビンズ、ガス・エドワーズ、ジャスティス・ヒル）をケガで失い、バックフィールドの戦力を削がれた。その結果、ジェネラルマネジャー（GM）のエリック・デコスタはベテランRBのラタビアス・マレーやデボンタ・フリーマンと契約せざるを得なかった。

このような災難が再び起こらないように、デコスタGMはバックフィールドを圧倒的な数で補強しようとしている。レイブンズのランニングバックは現在、ドビンズ、エドワーズ、ヒルとデービスの他に、ネイト・マクラリーとルーキーのタイラー・バディとリッキー・パーソンJr.が登録されている。当然、8月の終わりに全員が53人のロースターに登録されることはない。だが、チームがこれから期限を迎えるまでの間に、リーグが許可する最大の人数を検討する上では全員がその対象となる。

一方、レイブンズは火曜日にランニングバックを一人カットしており、タイソン・ウィリアムズのテンダーを外してフリーエージェント（FA）にしている。

デービスにとっては競争をすぐに求めているチームで自分の役割を勝ち取る機会が巡ってきた。プレシーズンの終わりまでデービスがチームの主力として残っているかどうかは要注目だ。

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