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セインツが5度のプロボウラーであるWRランドリーと契約

2022年05月14日(土) 11:12

クリーブランド・ブラウンズのジャービス・ランドリー【AP Photo/Ed Zurga】

ニューオーリンズ・セインツは2人の帰郷が1人の帰郷よりも2倍素晴らしい成果をもたらすかどうかを試そうとしている。

ルイジアナ州生まれでルイジアナ州立大学(LSU)出身の傑出したワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーがセインツと契約すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地13日(金)に報じた。今回の契約はオールプロに選ばれた経歴を持つセーフティ(S)タイラン・マシューが同じように地元に戻ってきてから2週間も経たないうちに実現している。大学で1シーズン(2011年)の間、同じチームに所属していた2人のベテラン選手は、セインツがプレーオフに返り咲けるように再び団結することになった。

プロボウルに5回選出されたことのあるランドリーは、マイアミ・ドルフィンズとクリーブランド・ブラウンズで4年ずつ過ごした後にセインツをNFLで3番目の本拠地にすることに決めている。ランドリーはレシーブ52回、570ヤード、タッチダウンレシーブ2回――いずれもキャリア最低の成績――に終わった2021年シーズンの後にブラウンズから放出された。

ボルティモア・レイブンズから関心を寄せられていたランドリーがそのままAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区にとどまるのではないかとのうわさがささやかれていた――また、オープンマーケットに1カ月以上停滞していたことを受けてブラウンズに戻るかもしれないと仮定するアナリストもいた――ものの、ランドリーは最も魅力的な選択肢としてクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストン率いるセインツに狙いを定めた。

オフェンスの第一人者であるショーン・ペイトンがヘッドコーチ(HC)の職を退いただけではなく、殿堂入りが有力視されている元QBドリュー・ブリーズも今となってはセインツの効率性を高めるよりどころとして存在していないが、2022年版のセインツはどのような主力選手にとってもエキサイティングな展望を持っている。

NFLの歴史の中で1シーズンで5,000ヤード以上を投げた9人のクオーターバックのうちの1人であるウィンストンは、昨シーズン第8週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したため、現在は今シーズン第1週の復帰を目指しているところだ。

足首のケガで2021年シーズンを棒に振るまで最高のワイドレシーバーの1人だったマイケル・トーマスも完全復帰を遂げることが期待されている。

2022年NFLドラフト全体11位でオハイオ州立大学出身のWRクリス・オレーブを指名した後、『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演した新HCのデニス・アレンは、チームにいい人材が豊富にそろっていることについて「マイクが復帰することも考えており、それはまるでわれわれがワイドレシーバーで2つの1巡目指名権を持っていたようなものだ」と話していた。

かつてドラフト2巡目指名を受けてNFL入りし、無理なくスロットに滑り込む能力のあるランドリーを加えることで、セインツオフェンスは2010年以来初めて1試合あたりの得点でトップ10から脱落した昨シーズンとはまったく異なるものになれるかもしれない。

ランドリーはこの契約を祝して自ら『Twitter(ツイッター)』のアカウントに映像を公開。チームメイトと一緒にフィールドに出れば、セインツファンはさらなる盛り上がりを期待できるだろう。

【RA】